61回目の憲法記念日
五月晴れとはよく言ったもので、5月に入って良いお天気が続いています。久しぶりの休日となった今日は憲法施行61年目。おりしも2日午前0時、「自衛隊のイラク派兵は憲法9条違反」とする名古屋高裁判決が確定しました。
航空自衛隊が米軍など武装兵をバクダッドに空輸する活動は他国の武力行使と一体化した行動であり、自らも武力行使しているのと同じだと判断されました。国はこの内容を重く受け止めイラクから早期撤兵すべきです。
「9条の会」が全国各地で7,000を超えたとのニュースがありましたが、こうした運動が戦争の悲惨さを伝え、世界に誇れる「日本国憲法」の素晴らしさを再認識する力となったのでしょう。政府の改憲策動の中で世論調査は、憲法を「改正しないほうがよい」が「改正するほうがよい」を上回ったと報じています。
国民の暮らしがおびやかされている今こそ、憲法に沿った施策を行うべきです。生存権を犯す医療改悪はやめさせましょう。平和を希求し教育・文化を豊かに発展させる事は他のなにものにも優先すべきことではないでしょうか。
私は戦後生まれで「戦争を知らない子」ですが、物のない時代に生まれました。しかし平等に民主教育を受け、経済発展のなかで育ちました。平和憲法のもとで戦争放棄をしたからこそ急速に経済を立て直すことが出来たのだと思います。
いま、きな臭い動きが随所に見られ「いつか来た道」を狙っている様ですが、憲法は古いどころか光り輝いています。大切に守り、憲法を生かした政治を求めましょう。