就労支援?
生活保護を受けている人から相談がありました。
「病気で働けないから生活保護を受けている。病気が良くなって働くように言われるのは分かるが、良くなっていないのに働け働けといわれノイローゼになる。酒の量が増え電話も壊してしまった。言われるとおり何度も職安に行き面接も受けたが仕事には就けていない。明日来るようにとハガキが届いているが外に出るのもしんどい」といった内容でした。
このところ国の方針で「就労支援事業」が進められている様ですが、どんな支援が行われているのでしょう。
「働きたいのに仕事が無い」という人にとっては職場を見つけるための支援は有難い事ですが、「働きたくても病気などで働けない人」には働けといわれることが病気を促進する場合もあります。
行過ぎた支援になってはいないのか、生活保護を打ち切るための就労支援になってはいないか、受給者の実態をよく見極める必要があるのではないでしょうか。生活保護は最後のセーフティネットですから…。