いなり寿司はベルトコンベアで造られる?
「妻の勤務が過重労働で辞めさせようと思うが、職場の実態を知っていて欲しい」とTELが入りました。朝からベルトコンベアで「いなり寿司」を造り続ける仕事でした。ベルトコンベアのスピードが速すぎてうまく造れないため「スピードをゆるめて欲しい」と頼んでも聞き入れられません。夜9時~10時に家に帰ると疲れきって何も出来ない。このままでは身体を壊してしまう。といった内容でした。人間扱いではないロボット工場のようだと奥さんは言っているそうです。
「会社を辞めるので、会社に物申すつもりはないが、実態を知っていて欲しい」との事でした。
会社を辞めるのなら闘ってみたらと思うのですが、実際はこうして「表ざた」にせずあきらめていく人が多いのでしょうね。しかし諦めきれずにどこかで何とかして欲しいと思っておられるのでしょう。
利益優先の会社は、パートの代わりはいくらでもいるとばかりに低賃金でハードな仕事に付かせている様です。これはこの会社だけではなく男性も女性も多くの会社で同様の働かされ方をしているのではないでしょうか。日雇い派遣の仕事など最たるものでしょう。
労働法制の改悪が「ドレイ工場」のような実態をつくりだしていることに怒りを感じます。