市の施設を見学(視察)しました。
日本共産党議員団で池田市内の施設見学会を実施しました。
きっかけは、私を含めて2名の新人議員にとっては、議会で議案として、また決算委員会でも市内の公的施設に係る内容が出てきても、すべての施設を知っているわけではなく、審議をするにも具体的イメージが湧きません。あれこれ質問をするものですから、それならば議員団として、池田市の施設を見学に行こう、と相成った訳です。
10時前に市役所を出発し、ピアまるセンター、緑のセンター、城跡公園、五月山体育館、テニスコート、教育研究所、総合スポーツセンター、と一気に7箇所訪問という過密スケジュールでした。
それぞれに、職員の方が説明に付かれ、施設の成り立ちや役割、現状を教えていただきました。みなさん貴重な時間を割いていただき、有難うございました。ブログ上からですが、お礼申し上げます。
さて、最初に伺った「いけだピアまるセンター」は新町・国道173号線沿いにある、元の図書館や教育研究所だったところです。
もっと遡りますと、1925年・大正14年11月に旧豊能郡池田町の新町通りに面して建てられた、旧池田実業銀行本店の跡地となります。
鉄筋コンクリート造り2階建てで、 重厚さを残しつつ装飾を押えた、大正時代末期の銀行の面影を今日に伝えています。 当時の経済の中心地であった近代池田を象徴する建造物だと記録されていました。
2階建てとは言え、今の建物の3~4階くらいありそうな高さで、2004年・平成16年9月に「登録有形文化財」とされました。
ピアまるのピアとは、船着場との意味があるそうです。そういえば、あの辺りは昔、船着場だったと聞いたことがあります。荷発着の場として商業の中心でもあったようです。ピアまるのまるはゼロを意味し、これからスタートする、中小企業や企業化を目指す人たちを支援する企業育成室として部屋やブースを低家賃で提供しています。
弁護士や税理士、弁理士によるサポートを受けたり、融資の斡旋、経営相談、創業支援講座など開催しているとか。
利用者は、IT関連業者が多いそうです。部屋の広さや立地条件からすると、部屋さえあれば立地条件には影響しないという業種でなければ、業として成り立たないでしょうし、(製造業では場所が狭すぎる、商店であれば人通りがないなど)、となるとやはり必然的にIT関連が多くなるのでしょうね。
育成室は7部屋、開放型ブースは8スペース有りました。入居期間は3年(開放型ブースは1年)までとのこと。3年間でものにし、業として成り立つようになれば、本格的に事務所を構えて巣立っていくという流れでしょうか。
出来ればそのまま、池田で営業していただければ、行政としては支援のし甲斐がありますね。
製造業や、商売人が同様に、池田なら創業しやすいと思っていただける施策も必要だと思いました。
空き店舗など「ピアまるセンター」のように低家賃で活用でき、3年間の支援策があれば商店街の活気にもつながるのではないでしょうか。
続きの施設については、また後日ご案内いたします。