池田駅の改札近くにインフォメーションセンター設置
15日の総務委員会、一般会計補正予算の歳出では商工費・観光費のみの審議となりました。
地方創生推進事業として、まち全体をテーマパークと見立てる構想を進めるため、まちづくり・観光マネジメント組織をつくり観光事業を発展させるための第一歩として、池田駅改札口付近にインフォメーションセンターをつくるための予算が、当初予算で4500万円計上されていました。
その具体化にあたって、阪急電鉄との話し合いの結果、追加工事費用として980万円必要になったための補正です。
インフォメーションセンターの概要は、池田駅券売機前に奥行き2m、横幅7mの箱モノをつくり、外国人対応の出来るスタッフ3人体制(常時1~2名で応対)で、観光案内、イベント情報、飲食店などのPRを含め池田のまちの魅力を紹介することを目的とし、運営は3Cに任せる予定だそうです。現在ある観光案内所は原則、将来的には廃止し、レンタサイクルや荷物置き場など今後検討していくとのこと。
池田駅に降り立つ昼間の人口をどのくらいだと把握し、どのような層をキャッチしようと思っているのかなど聞くと、きちんとしたデーターはないが、インスタントラーメン館に来られる人が年間76万人おり、1日に換算すると2000人ほどになるのではないか、若い方、子育て層を呼び込みたいとの答弁でした。
まちづくり・観光マネジメント組織は平成31年度スタートできるよう30年度まではプロポーザルで決定したJプロデュースが運営し、その後は自走組織として財政措置はせず自分たちで運営していく形を取りたい。座長には3Cを予定しているが、街づくりの能力があるかどうかは見極めなければならないと思っているとの市長発言もありました。
委員会では、今池田に来る人たちが街を散策するのに、駅に降り立ってインフォメーションセンターをどれだけ利用すると思うか、ほとんどはインスタントラーメンなどすでに目的を持ってきており、池田に来てから育先を探す人はあまりいないのではないか。池田に来た人たちがどれだけ地元にお金を落としてくれるのかが問題だなどの意見が出され、担当課長からは、観光客は増加しているが市内の販売量は横ばい状態が続いているといった答弁もありました。
宗像市の観光行政視察の時に、行政の役割、観光協会の役割と同時に、商店独自のグレードアップさせる努力も必要だと聞きました。決算委員会でも紹介しましたが、自らの商品を自信を持って販売できるようにする努力の第一歩はもちろん、取り扱う商品の良さと、それを応援する行政等の役割が必要です。宗像市では空き店舗などへの出店の際支援する制度もつくっていました。やる気のある商店を応援するシステムも必要です。美味しいものがありお洒落な商品のあるまちに発展させてほしいですね。