藤原みち子の活動日記

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在宅医療は医師一人ではできません。チーム永源寺とは?

2017年12月10日(日)

c0133422_029038.jpg 今日は医療と介護の連携事業を進めるにあたって、滋賀県東近江市の永源寺診療所所長の花戸貴司先生の講演が保健福祉総合センターで行われました。

 「住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために~永源寺の地域丸ごとケア~」と題して、地域丸ごと、チーム永源寺として支え合い、当初は「先生はようまいらしてほしいわ(死なせてほc0133422_0302499.jpgしい)」と言っていた患者さんが、年老いても自分らしく過ごしたいと言えるように、一人暮らしであっても、認知症であっても、障がいを抱えておられても、みなさん笑顔で生活されていますと言うまちになってきた、この間の取り組みについてお話されました。

 永源寺診療所は三重県と接する滋賀県南東部、東近江市永源寺c0133422_0311878.jpg地域(旧永源寺町)にある公立国保診療所(昭和59年に調律診療所として開設)。対象人口は5400人。高齢化率は34%(池田より約10%高い)。医師は1人、看護師5人の無床診療所。平成12年より現所長が着任。平成2年4月から民営化され指定管理となったようです。

 寝たきりや認知症であっても、老夫婦、一人暮らしであってもc0133422_032284.jpg在宅で生活することを可能にするには、医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、ホームヘルパー、デイサービススタッフ、ケアマネージャー、行政、家族、ご近所の方々など多種多様の連携が必要だとして、15年かかったとおっしゃってましたが、まち全体でチーム永源寺として支え合う地域づくりをすすめてこられたそうです。

c0133422_032398.jpg エンディングノーなる話はよく聞きますが、倒れてからでは本人の意思が伝えられない。例えば救急車を呼び搬送されるようになれば、助けてもらうために呼んだということになりますから、家族がいくら、もう手を尽くせないのであれば家に連れて帰りたいと思っても、本人の申し出がないと引き返すことは出来ないことになっているそうです。

 ですから、普段から元気なうちに「どのような場所で、誰と生活するか、どのような治療や療養を希望するか?」をきちんと家族と話し合っておくことが大切です。

 花戸先生は、80人の在宅患者さん(4歳~103歳)を担当しておられるそうですが、すべての患者さんに ①ご飯が食べられなくなったらどうしますか? ②寝たきりになったら病院かしせつにいく?と聞くそうです。何度もしつこいくらい聞くと、「老後は出来るだけ在宅で生活したい」という本音がでるそうです。

 池田市もプロジェクトチームが「あなたが伝えたいこと。あなたに聞いておきたいこと」という共に医療を話し合うためのガイドブックをつくりました。中には、「私の医療に対す希望」という記載ノートで、終末期の医療に対する希望のチェックシートをつくっています。
 私も母を送った経験から、これは必要なパンフレットだと思います。

 永源寺では、地域包括ケアというより地域丸ごとケアのイメージで、三方よし研究会というのがあるそうですが。私もあなたも地域もみんなよしとなるよう連携パスで「チーム永源寺が出来たとのこと。連携パスの中心は「患者さん」、支援から共生へという考え方です。 

 自助、互助、共助、公助という様々な資源が地域にはあると先生は語ります。要介護2で認知症のおばあちゃんが、犬と毎日散歩することで、要支援になったということもあったとか。何よりも花戸先生のようなへき地医療から逃げ出さず、一人ひとりの健康を守るために、何が必要かと考えてくれるお医者さんは貴重な存在です。

 地域の助け合いは必要ですが、行政が、自助、共助、公助という時には、公助の役割まで、自助・共助という言葉で安上がりにできるよう地域に任せ、必要な支援まで切り捨てていくケースが多く、注意する必要があります。

 都市部では、共働きでご近所とのつながりが希薄です。競争教育で助け合いの精神が薄れ、過労死を生み出すほど異常な長時間労働、正社員の非正規化、低賃金、低年金という現実を放置したままでは、なかなか支え合える「チーム池田」にはなれないのではないか、上からつくる地域コミュニティではなく、昔ながらの、ご近所さんとのつながり、見守りという自然に生まれる助け合い精神が出来るまちづくりこそ必要だと感じました。

 そのためには、政治のあり方、税金をどの分野を中心に置いた使い方にするのか、戦闘機や戦艦を大量に買う一方で、社会保障費を自然増の分まで削減するような使い方を見直す必要があります。

 8時間働いたら普通に暮らせる賃金体系にし、休日は家族そろって過ごせるような余裕があってこそ、お互いを思いやるやさしさも生まれるというものです。
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by michiko_fujiwara | 2017-12-10 22:33 | 議員活動

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp


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