藤原みち子の活動日記

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えっ?こんなに出来ますか!?…英語も国語も算数も一段と難しくなります。

2017年8月2日(水)

c0133422_1521154.jpg 「大阪教育」新聞によると、文科省は7月7日、「小学校及び中学校の学習指導要領等に関する移行措置並びに移行期間中における学習指導等について」という通知を出したようです。2018年度から始まる小・中学校の移行措置の内容です。

 移行措置期間という場合、一般的にはその期間内に移行すればいいのが通例ですが、今回小学校の「外国語活動」「英語(外国語)」の取り扱いは「必ずとりあつかうもの」としています。このことによって小学校英語は、来年4月からすべての学校に押し付けられることになります。

c0133422_1541287.jpg 移行措置期間の増加分は、それぞれの学年とも年間15時間を標準とするとしており、今後は必ず英語を15時間以上行われなければならず、小学5・6年生では、現在行っている35時間の「外国語活動」に、15時間の英語を加えた50時間を行うことになります。

 そして、その英語の授業実施のために特に必要がある場合は、総合的な学習の時間及び総授業時数から15単位を超えない範囲内の授業時数を減じることが出来るとしており、英語が最優先でそのためには他の授業を削ってもいいと言わんばかりの措置です。

c0133422_155102.jpg 私は、この間小学1年生の夏休みの宿題を見て、はやくも算数では2ケタの引き算が行われていることに驚きましたが、今回の英語教育の増加は、生徒のみならず教員の負担増ともなります。
 
 学習指導要領の解説では「知識及び技能」として、①イントネーション、②アクセントのつけかた、③アルファベット(大文字・小文字)の理解があげられ、文法や分構造の指導も行うことになっています。そのうち来年度4月から行わなければならないのは、①代名詞、②動名詞、③過去形、④3つの基本的な文構造(主語+述語、主語+述語+補語、主語+述語+目的語)となっています。これらはすべて現在中学1年で実施しており、教えているのは英語の教員免許を持った教諭です(全国の教員で中学や高校の英語教員免許を持っている人はわずか5%)。

 それとほぼ同じ内容をいきなり4月から小学校の担任に押し付けることは、あまりにも拙速であり、英語嫌いの生徒を多数生み出すことになりかねません。

 小学3・4年生は、今高学年で行っている「外国語活動」の内容を行うことになるようです。「話すこと」では、あいさつなどやり取りに加え、英語を使って人前で発表することが求められます。国語との関連では小学3年生でローマ字の学習があり子どもたちの中に混乱が生じると思われます。早期からの英語教育も逆に英語嫌いを沢山生み出すのではないかと心配です。

 英語だけでなく、小学校高学年の漢字は20時増え、1026字となるそうです。今でも多いくらいの漢字、がさらに増えることになりかねません。

 これでどの子にも行き届いた教育が実施できるでしょうか。
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by michiko_fujiwara | 2017-08-03 01:55

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp


by michiko_fujiwara