今度は首相自身の関与?
加計学園(岡山市)が国家戦略特区制度を活用して、愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画について、文科省が特区を担当する内閣府から「総理のご意向だと聞いている」「官邸の最高レベルが言っている」などと言われたとする記録が存在するというのです。
毎日新聞が文科省関係者から入手した文書「獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項」には、「平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」「これは官邸の最高レベルが言っていること」と早期の開学を促す記述があったとのこと。
また、「(文科)大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題する文書には、「設置の時期については~~『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」と書かれていたそうです。
さらに、この文書には「国家戦略特区諮問会議という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか。平成30年4月開学に向け、11月上中旬には本件を諮問会議に掛ける必要あり」との記載もあったようです。文科省幹部で共有されていたとのこと。
事業者の公募に対して、加計学園だけが申請し、文科省の大学設置。学校法人審議会で審査中…とありました。またもや首相は知らぬ存ぜぬで逃げようとしています。ここは徹底して真相を明らかにしてもらいたいものです。特に首相との関与については、これを許すのかどうか、国民の怒りの声をあげ続けましょう。