藤原みち子の活動日記

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“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp

「複式簿記・発生主義会計」による公会計制度への移行。自治体の役割・住民の福祉の増進を忘れないこと。

2017年4月23日(日)

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 先日、大阪府都市監査委員会の定期総会・研修会に出席してきました。33市4組合1連合、38団体すべて出席のもと、29年度の会議等の報告事項、平成28年度の決算、平成29年度予算、会長都市、監事都市などの審議事項、会議等開催連絡など承認されました。

 研修は、公認会計士の森田洋平氏による「統一的な基準による公会計制度の概要と実務(監査)のポイント」。
 1、地方公会計制度とは 2、複式簿記・発生主義について 3、公会計の財務書類作成について 4、財務書類作成の実務 5、固定資産台帳更新の実務 6、財務書類の活用 の6つのテーマで説明がありました。 
 平成30年3月末までには統一的な基準による財務書類等の作成ができるようにすること、つまり平成27年から概ね3年間で移行することになっているようです。

 これまでの地方自治体の会計制度は「単式簿記・現金主義会計」で実施されており、家計簿のような金銭出納帳に近い現金の動きを中心にした会計処理が行われています。3月末まで入出金処理が行われ、出納閉鎖後の処理で4月5月の入出金のうち前年度分を加えて決算処理がなされています。しかしそれだけでは、資産や負債の管理が把握しにくい。借入金の返済がいつまで続くのかなど、将来負担に対応するために民間企業で採用されている「複式簿記・発生主義会計」を取り入れるということのようです。

 地方公共団体の官庁会計は、住民の福祉の増進という地方自治体の役割を果たすため、予算の執行が適正に行われているかどうかがチェックポイントですが、民間企業の企業会計は利益の追求が目的であり、資産や負債の管理などをきちんと行う複式簿記の利点を生かすことは大事ですが、ともすれば利益追求のために予算の使い方の目的を忘れて住民の福祉を安上がりの行政にしてしまってはなりません。

 複式簿記は、現金の流れを見る損益計算書と資産負債の動きを見る貸借対照表が同時に作成でき財政状況を正しく把握できる優れもので、不正も起きにくいものですが、公会計としては会計の明朗性と同時にあくまで憲法の精神を忘れず、地方自治体の役割が果たせる視点での処理が求められます。

 私たち議員は、地域住民の福祉・暮らし・教育などの充実という観点でチェック機能を果たす必要があります。職員さんも新しい公会計に切り替える研修が必要でしょうし、私たち議員も正しく学ぶ必要がありますね。
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by michiko_fujiwara | 2017-04-23 23:57 | 議員活動

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