北陸、東海、近畿地区の監査事務研修会に参加
北陸・東海・近畿三地区共催の年監査事務研修会に参加。日程は2日間ですが、和歌山市開催ということで、日帰りで初日だけ参加してきました。和歌山市は徳川吉宗将軍就任300年だそうです。北陸地区50市(新潟、富山、石川、福井)、東海地区115市1組合1企業団(長野、静岡、愛知、岐阜、三重)、近畿110市9組合2企業団1広域連合(滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫)から649人の監査委員と事務局が参加登録。
開会のご挨拶は、和歌山市代表監査委員さん。和歌山電鉄貴志駅の名物駅長猫のたまの2代目はニタマもパンフレットで紹介されてました(笑)
和歌山市長が来賓あいさつ。人口減少で衰退を止めるため、地方創生予算を活用し小中学校の廃校を利用し大学の誘致など5年間で活性化を図りたいとのご挨拶。市議会議長は女性でした。
講演は「内部統制と監査について」と題して大阪市行政委員会事務局(全国年監査事務局でもあるそうです)監査部監査課一般会計監査担当課長代理の重枝克己氏。平成28年8月に改訂された「都市監査基準逐条解説」について説明がありました。
昼食後の講演ですから、上と下の瞼が仲良くなりそうな中、第1条の都市監査基準の目的から、規範性、監査等の目的、監査等の種類といった総則、倫理規範、指導的機能の発揮、監査等の実施、報告の徴取、監査調書の作成及び保存、情報管理、品質管理の一般基準。合理的基礎の形成、監査等の実施方針及び計画、監査等の計画の変更、監査等の手続き、実施すべき監査等の手続きの適用、他者情報の利活用及び調整、弁明、見解等の徴取の実施基準。報告及び意見の提出、監査報告等の内容、監査委員の合議、監査報告等の公表、措置状況の報告等といった報告基準について説明されました。
監査等の目的は都市の行財政運営の健全性と透明性の確保に寄与し、もって住民の福祉の増進と市政への信頼確保に資すること。公正で合理的かつ効率的に実施されているかを住民の視点に立って確認し、監査委員が自ら入手した証拠を基に総合的に検証した結果を監査役及び検査の結果や意見として提出し、法の規定に則り公表する…こうしてみると、池田の監査委員が会計の専門家、法律の専門家、そして住民の代表としての議員という体制は目的に沿った配置だと納得。
今月も月末から12月議会の狭間で監査が行われますが、毎月の監査報告、決算の監査報告、特別監査の報告など続きますが、膨大な量の監査をするにあたっての事務局の役割はかなりハードであることもよくわかります。できることならチェック機能を強化し緊張感を持った市政運営が実施されるためにも監査委員だけでなく事務局の人員増がもう少しあるといいですね。