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藤原みち子の活動日記

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監査役を3人から2人に減らせという維新議員

2016年10月28日(金)

 昨日27日は、総務委員会の決算審査でした。

 音声を聞いていると、大阪維新の会の富田議員が池田市の監査役3人が多いのではないか、2人にして浮いた150万円を他の財源に回してはどうかといった質問をしていました。

 現在、池田市の監査役は税理士さんと弁護士さん、議会選出議員(今年度は私)の3人で毎月の月例監査、夏には決算監査、そして定期監査、本監査、特別監査等々結構なスケジュールで行っています。さらに住民監査請求など市民からの請求に対する事案にも対応するなど、予備監査をする監査事務局も大変ですが、財政面からの市政チェックを緩める質問には、さすがに市長も、不要な財源を必要な福祉財源に充てるのは当然だけれど監査役を減らすのは逆だ、その分外部監査に出さなければならなくなれば逆に費用が掛かる、監査の役割をきちんと担保しなければならないと否定しました。議長も自らの経験を話し3名は決して無駄ではないと発言。

 聞くところによると、定年になった元職員と議会代表の2名しかいない自治体もあるそうですが、税理士さんのように税法にもとづいた財政運営が行われているのかを十分にチェックすることができないし、ましてや住民訴訟などに対しては弁護士さんの法的立場で判断することが出来る役割はとても重要です。2人体制の自治体では、とても忙しく上記のような丁寧なチェックができず2~3年に一度といった監査に終わっているところもあるようです。外部監査では例月検査のような監査は出来ないとのこと。

 議員の役割は市政のチェックや市民の代弁者としての役割、市民要求実現のための議案提案などの役割がありますが。議会で承認された予算に沿って正しく財政処理が行われているかをチェックする監査役は、まさに住民の税金がどのように使われているか財政面からチェックする重要な役割です。

 そのチェック機能を緩めることは、不正を見逃すことになったりするなど150万円の財政効果以上に損失につながることになりかねません。市政をチェックすべき議員を減らせということにもつながります。歳費を減らすことは、それだけ住民の声を届ける役割りも減らそうということでしょう.
by michiko_fujiwara | 2016-10-29 02:22

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara