年金の株式運用で7兆円の損失!?

2016年6月26日(日)

c0133422_0354010.jpg 「いつでも元気」6月号が届きました。

 今月の、Dr.小池の世直し奮戦記は、「年金運用で7兆円の損失⁉」という記事。

 私たち国民の支払っている年金保険料。その積立金が株で運用され多額の損失が出ています。公的年金の積立金はおよそ146兆円。国民一人あたりにすると114万円、4人家族なら456万円です。この大半が株式など市場で運用されているそうです。誰が株で運用してくれといったでしょうか。許せません。

 アメリカでは、一般国民を対象とする連邦政府の年金基金を、すべて非市場性の国債で運用しているため、損が出ることはありません。このことを国会でDr.小池(日本共産党・副委員長、参院議員)が質問すると塩崎厚労大臣は時の政権の政治介入により直接株式市場の効率性を損ねるのではないかとの懸念、株式市場へのインパクトへの懸念があるから」と答えたそうです。

 ということは、日本はその株式市場に介入していることになります。なんでもアメリカを真似る日本が、年金運用では何故真似しない!国民の貴重な財産である年金積立金を、株式市場でリスクにさらしていいのかが問われます。

 しかも安倍首相が2年前のダボス会議などで「世界最大の年金基金の〝フォワードルッキング(前向き)な改革”をすすめていく」と宣言し、その後、株式運用の比率を大幅に引き上げています。安倍首相はこの時、「年金のため」とは言わず「成長戦略のためだ」と述べていたそうです。

 株で得する人も損する人もありますが、それは個人の問題。国民の老後のための年金を、その年金加入者の利益のためではなく、年金加入者すべての了承も得ず、株価を支え、アベノミクスを推進するために株式市場に投入すると宣言したのです。

 当初は株価の上昇で利益が生まれたそうですが、しかし昨年後半からの株安で、2015年度全体では7兆円を超えるマイナスになっている可能性がある、とDr.小池は言います。政府は参院選後の7月29日に発表すると言っているそうですが、例年なら遅くとも7月上旬には発表しており、明らかな情報隠しです。

 年金の積立金は、かつては戦費調達のために、戦後は大型公共事業のために散々食い荒らされてきました。そして今、株式市場に大量に投入し株価を支えるために使っているではないか。国民の老後を食いつぶすようなことは絶対に許されません。

 私たち国民は、年々引き下げられる年金に不安を覚え、自分たちが保険料を支払い受け取るべき約束の受給年齢は引き上げられて先送りにされる。少しでも生活の足しにと働き続けると、受給額がカットされる、こんな国民に対するいい加減な契約は考えられません。

 戦争法だけでなく、年金問題一つとっても、安倍政権にこれ以上好き放題をさせてはなりません。参院選挙でキッパリ審判を下しましょう。
 
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by michiko_fujiwara | 2016-06-27 00:27 | 福祉・社会保障