3月議会始まる!
今日は4年に一度しか来ない29日。今日が記念日の方は4年ぶりのお祝いですね。
池田は、今日から3月議会本格スタート。
冒頭市長挨拶では市長選挙で自分に与えられた得票の重みを大切にすると同時に、2人の相手候補が得た得票が自分の票を上回っていることをしっかり受け止めたい。小南前市長のやってこられた事を継承しつつ、見直すところは見直していきたいと挨拶。合わせて猪名川運動場の照明柱での事故のその後についても報告がありました。ずいぶん回復はされているが1本1本指の手術が必要で入院は長引きそう。緊急処置が必要な67本の照明柱は予備費を使って年度内に改修したいとのことでした。
さて今日の議事は、2015年度の補正予算7件、専決処分1件、議員提出議案1件の審議の後、市長の所信表明施政及び予算編成方針演説が行われました。
補正予算では、国の補正予算を使って池田小学校と北豊島小学校の体育館、石橋小学校西館の耐震補強工事が行われることになりましたが、池田小と北豊島小の体育館については吊り天井の改修だそうです。特に池田小学校は2009年建築ですからまだ6年しか経っていないのに何故?と思いましたが、建築後に東日本大震災があり、新たに基準改正で建物だけでなく非構造材も耐震の対象となったため、吊り天井を変更することになったとか。
6年前にはそんなことを考えずに照度が少しでも明るくなるようにと設計されたとか。子どもたちの安全のためには必要な手直しですが、当初の建設段階からあらゆることを想定して、無駄にならないようよく考えなければなりませんね。
また、子ども子育て基金を使って市内の私立保育所や幼稚園22施設と子育てサークル等各種団体35団体に遊具や絵本、備品、消耗品、印刷代などの補助金を出すそうです。その中に知り合いの子育てサークルも入っており、1回限りかもしれませんがそれはそれで喜ばれています。
もう一つは耐震性貯水槽の設置工事が2か所。辻が池公園と池田駅前公園に100トン規模のものが設置されます。深さ4メートル直径6メートル、一日概ね15リットル程度、約6,000人規模の水を確保できるとか。昭和45年以来広域避難地中心に27基設置してきており、今回で最終となるそうです。
その他、介護施設のスプリンクラー設置補助2か所分、法改正による選挙選挙人名簿システムの改修、マイナンバー関連の情報セキュリティ対策機器など、さらに町並み保存貸付金焦げ付きの補償金なるものも…これは何!・・・でした。
その後の市長の施政方針演説では「教育日本一、子ども・子育て支援日本一」と大きな夢を語っておられました。しかしその内容は、1年限りの臨時教員を雇って小中学校への指導者派遣事業を行い、習熟度別授業や、各学校の特に力を入れたい教科の指導、課題の解決や特色ある教育活動の創造のため学校のニーズに応じた教員や専門家を派遣するといったもの。
残念ながら全国でも試されずみの「少人数学級の拡充でどの子にも行き届いた教育を」との言葉はありませんでした。
病児保育の開設は賛成できますが、妊娠出産の支援と言いながら不妊治療の支援として銀行借り入れの利子の一部補助。保育所の待機児童対策は、民間のこども園化に期待し、五月丘保育所は移設時には民営化を検討。これでは日本一の子育て支援とはとても言えません。これで若者人口は本当に増えるのか…?
これらに対する代表質問は、3月4日に行われます。日本共産党議員団は小林議員が初めての代表質に立ちます。2番手ですので午前中の質問となるでしょう。
是非傍聴にお越しください。