3月議会告示。そんなに急いで市民の暮らしをどこへ向かわせようとしているのか?
今日は3月議会の告示。予想通り膨大な議案の量です。議案書だけでこの通り分厚い。これに平成27年度補正予算、平成28年度予算関連が加わります。
専決処分1件、人事関連の諮問1件、平成27年度の補正予算7件に加え、委員会付託議案35件(うち平成28年度予算8件)もあります。諮問以外は全部本会議質問の対象ですから3人で割ると…う~ん。
議案の多くは、国の法改正によるものですが、それでも予算を除く28件のうち少なくとも9件は倉田市長の提案によるものと思われます。財政運営に関する条例、地域分権の見直し、公共施設管理公社に関する検討委員会条例など、公約に掲げていた内容を大急ぎで議案提案しているかのように見えます。
また、介護保険の要支援外しをわざわざ1年前倒しして、平成28年4月から実施するよう変更する条例改正と運営協議会条例の制定などを提案しています。国ですら29年度までに変更すればよいとしているのに、なぜ急ぐ必要があるのか、それもよくなるのならいざ知らず、現行通りのサービスを維持することが難しいとされており、国の補助が減ることが明らかな地域支援事業への移行を何故急ぐのか?
まるで安倍政権の暴走政治を思い起こさせるような、スピード感が気になります。市民の暮らしに影響する議案ですから、大急ぎで決めるのではなく、慎重にひとつづつ丁寧に市民の意見を聞き、十分な議論ができるようにしていただきたいものです。