春日市の障がい者支援の拠点施設「福祉パレット館」を見学
視察2日目は、少し雨模様の中、福岡市と隣接した春日市の「福祉パレット館」を訪ねました。
在宅障がい者の自立支援と乳幼児療育の拠点施設として平成12年6月1日にオープン。元々市役所の別館だった所に建設されたとか。敷地が小学校に隣接しており、運動場の使用や遊具なども利用できるそうです。
パレット館の1階は障がい者デイサービスセンター「にじ」。年齢層はバラバラです。隣りの食堂は給食をつくっている所も見られるようにガラス張りになっており、一人ひとりの症状に合わせた対応がされていました。1階のもう一方では、2階の作業所でつくった作品やパンを売り、喫茶コーナーにもなっているためご近所の方も買いに来られるそうです。直接外から入れるように入り口はいくつもつくられていました。私もパンを買いましたが、指導員さんの援助を受けながら色マークの入った電卓で掛け算足し算をしレジ打ちをしてくれました。
2階は授産施設「ゆり工房」で、パン製造や木工作業、ビーズ作品やさおり織りなどを作っています。ちょうど来年の干支である猿の木工品をつくっているところで、丁寧に鑢をかけていました。別室では販売用のラスクを入れるビニール袋にシールを張る作業中。見本に重ね寸分たがわぬ位置にシールを張る作業は、集中力を隆っめるそうです。
3階は、療育訓練室「くれよんクラブ」。発達障害の子どもたちが保育士と親子で絵本を読んだり別の部屋では個別相談が行われていました。小さな窓からのぞいていると、子どもさんと目が合い、つい手を振ると、手を振り返してくれました(*^^*)
療育だけでなく就労支援も行える障碍者の拠点は少しづつ地域の方たちからも求められているようです。