診断書・証明書の手数料大幅値上げ…市民病院
5日の代表質問に向け、明日正午締切の通告書づくりにラストスパート。同時に6日の本会議では、各部長からの議案説明に対してそれぞれ質問(所属委員会以外の議案を担当)をしますので、同時並行で準備中です。
子育て支援策などは前進面もありますが、やっぱり負担増もあります。「市民病院の使用料・手数料条例の一部改正」を見ていると、診断書、証明書の手数料を3000円から一気に5000円に値上げです。公立病院でこれはいかんやろ!
これに消費税が加わりますから実際には5400円支払わなくてはなりません。1通にとどまらず複数必要な人にとっては大きな負担ですよね(`Δ´)!保険料の申請をしようと思っても給付が少ないものなどは手間と手数料を考えたら、申請をあきらめる人が出るかもしれません。
一方、今回市民病院に高度医療機器(MRIやCTなど)追加・更新されMRI用に新たな建屋を建設する案も出されています。たしかに私も肩の痛みの原因を見つけるためMRI検査を受けましたが、申し込みをしてもすぐには受けられず2~3週間待ちました。迅速な対応が必要な方もあるでしょうから、こちらは理解できます。
昨年夏の市民アンケートでも、市民病院の充実を求める声は多くありました。診療科の充実、特に脳神経外科や心臓病などは救急でも他市の病院に運ばれ、市民病院で緊急手術ができるよう医師の確保や設備の充実を求める声が多くありました。産科、小児科の充実も…。
先日、補正予算の審議でまちの見張り番議員団から病院経営の効率化を求める発言がありました。民間のように儲からない診療を切り捨てるなら経営は安定するかもしれませんが、救急車で受け入れ病院を探し、たらいまわしされることになりかねません。市民の命を危険にさらすことになります。特に小児科などは今でもお医者さんが少なく貴重です。
儲からない診療だって重要な診療です。公立病院だからこそ、儲かる診療も儲からない診療も含めて総合病院とし、市民の命を守ることができます。もちろん経営努力も必要ですが、診療を支えるために一般会計から補てんをしてでも病院を守る事こそ自治体の役割です。