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藤原みち子の活動日記

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日本人2人の命を踏み台にするような「海外で戦争できる国づくり」は進めるべきではありません。

2015年2月2日(月)

 ついに恐れていたことが起きました。後藤健二さんが殺害されたとのニュースです。この数日間、これほどニュースが気になった時はありません。

 どんな理由があろうとこのような残虐非道な行為は許せません。後藤さん、湯川さんのご冥福を祈るとともにご家族・関係者の皆さんにお見舞い申し上げます。

 後藤さんが人道的活動家であることはいろんな方が紹介されていますが、お母さんもすごい人ですね。最初の記者会見では、「戦後70年、日本は戦争をしない平和な国だと憲法9条に誓った国であり、原爆の被害を受けた戦争の痛み苦しみを知る国、決してイスラム国の敵ではないんだ。どうか息子を助けてください」と訴えられ、今度は「今はただ悲しみで涙するのみ、しかしその悲しみが『憎悪の連鎖』となってはならないと信じる」とおっしゃっておられます。

 そして、息子さんの命を奪った「イスラム国」に対し憤りでいっぱいでしょうに「戦争と貧困から子どもたちの命を救いたい」との健二さんの「遺志を引き継ぎたい」「戦争のない社会をつくりたい」…と気丈に語っておられる。なかなか言えることではありません。

 このことを理由として、政府筋から自衛隊への海外派兵を認めるかのような発言が繰り返され、アメリカと一緒になって海外で戦争する国にしようとすることは、いのちを奪われた後藤さんの意思に反するものです。

 それよりも、なぜこのようなことが起こったのか、政府はどう対応したのか、どうすべきだったのか、今後どのような対応が必要なのかしっかり検証する必要があります。

 安倍首相は、湯川さんが拘束され、後藤さんが救出に行ったまま行方が分からなくなっているときに、何故、わざわざ紛争国を訪ね支援を約束する発言をしたのか、1月17日にカイロで「『イスラム国』がもたらす脅威を食い止める2億ドル支援」と挑発的な言い回しで演説をしたのか、国民の命より大切な政治的意図があったのか。疑問です。
 
 
by michiko_fujiwara | 2015-02-02 23:51 | 平和へ

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara