藤原みち子の活動日記

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“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp

二重行政の解消だと切り捨てた住吉市民病院の跡地に応募の病院、現行の水準保てず「不適格」

2015年1月7日(水)

 橋下維新市政の福祉切り捨ての一つに住吉市民病院(住之江区)の廃止がありますが、6日付毎日新聞の記事によると、跡地に民間病院を誘致するための公募が失敗したようです。

 住吉市民病院は、大阪市南部の小児・周産期医療を支えてきましたが、老朽化のため建て替える計画だったそうですが、橋下市長が二重行政の解消という名目で2キロ離れた住吉区の府立急性期・総合医療センターと統合し、2016年度に「府市共同住吉母子医療センター(仮称)を開設する方針に転換。住吉市民病院は閉院することになりました。

 市議会では存続を求める地元の声を受け、医療水準が低下しないよう、跡地に小児科や産婦人科を備えた民間病院を誘致するとした付帯決議をあげました。市病院局が移行して大阪市民病院機構という独立行政法人を立ち上げ、公募を行っていますが、付帯決議に適合しているかどうか審査するため、医師ら専門家でつくる選定委員会がつくられました。

 1回目の公募は2013年9月に行われ、一旦堺市にある医療法人に決まっていたようです。しかし要件だった5人以上の小児科医が開院前までに確保できないとして、昨年7月に病院側から辞退の申し出があったらしい。

 そのため、10月に小児科医の人数枠を外すなど審査基準を大幅に緩和し、再公募をした結果、医療法人を新設する予定の社会福祉法人のみ応募があったとのこと。しかし、社会福祉法人の提案内容は、小児科医の病床数16床に対し小児科医は一人。分娩数も住吉市民病院の年間700件に対し、100件程度。これでは現行の医療レベルを保てないとして選定委員会は全会一致で不適合としたそうです。

 橋下市長は二重行政を解消すると言いますが、住吉市民病院がムダだというのでしょうか。小児科医が少ないのは全国的課題。貴重な小児・周産期医療を支えてきた病院をつぶす必要があったのでしょうか。民間なら儲からない分野は切り捨てます。利益が上がらない分野があっても総合病院として各分野の医療を確保し、受診できるようにするのが自治体病院ならではの役割。

 住吉市民病院を存続して市民の医療を確保することこそ、市民の求めるものではなかったのでしょうか。どこでも総合病院は長時間待たなければなりません。府立病院に統合されればもっと待たなければならなくなるのではないでしょうか。たらいまわしもあり得ます。高齢化によって患者数はもっと増えると予想される中、市民にとっては病院は多い方が安心です。保育所も特養も待機者が多い中で二重行政解消だと切り捨てるつもりでしょうか。政治とはいったい誰のために行うものなのか。

 この春の一斉地方選挙は、行政の在り方が問われる選挙となりそうです。

 
 
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by michiko_fujiwara | 2015-01-07 23:25 | 福祉・社会保障

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