池田市戦没者追悼式に出席、何だか毎日市民文化会館に通っています。
池田市主催の戦没者追悼式に出席。755人の戦没者の方々に対する献花をしてきました。市長、議長、遺族会会長、大阪府代表、府議会議員、国会議員、副議長、厚生委員長、各市議会議員…来賓は一人ずつ献花します。
長年勤められた遺族会の会長さんも昨年亡くなられ今年は新たな会長さんが答辞を述べられていました。
参加された遺族の方達も年々高齢化し、ご一緒したエレベーターの中では、代替わりのご家族が、うちは102歳で、98歳で亡くなったと話をしておられ、こうして戦争体験者がいなくなっていくのを見ると、あとに続く私たちはの役割は大切です。二度とふたたび戦争に向かわないために…。
折りしも、今週のNHK朝ドラ「ごちそうさん」は終戦を迎え、疎開先から大阪に戻り、がれきの中からたくましく立ち上がるめ以子。長男泰介は帰ってくるけど弟活男は戦死公報。長男が「どうしてこんなことになってしまったんだろう」という言葉にめ以子は「これまで何もしてこなかったけど、おかしいと思うことがあったら気がついたものが声を上げなければいけない、上のものはその声を沢山たくさん聞かなければならない」と言っていたのが印象的。
そして今朝は闇市のめ以子の店が警察の手入れに遭いおコメを持って行かれそうになったとき「これは私の米や!あんたら夫も子どもたちもみんな持って行きこの上まだうちらに死ね言うんか!これがアカン言うのやったら飯食わせ!」と叫んで逮捕されますが、まさにその通り。配給だけでは生きていけなかったのですから…。誰かの川柳で「NHK朝ドラだけは平和主義」といっておられましたが、当時誰も口にできなかったことを今め以子が叫んでくれてスカッとします。
この戦争の教訓の元、憲法前文に「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を制定する」と主権在民を高らかに謳いました。
そして憲法9条で戦争放棄、戦力及び交戦権の否認を掲げたのではなかったか。今安倍自公政権のもとで集団的自衛権など勝手に憲法解釈を変えてまでアメリカの戦争に協力しようとしています。
憲法は国民を縛るのではなくて、時の権力者を縛るためのものですから、勝手な解釈は許してはなりません。