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藤原みち子の活動日記

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今も昔も、会社の利益のために労働者を事業主として契約?

 2013年11月28日(木)

 昨日の「ダンダリン」は、労働基準監督署・土手山課長の元奥さんが働く会社が、派遣だった奥さんたちを言葉巧みに直接契約しようとした話。給料が上がるはずだとの言葉にだまされ、蓋を開けたら逆に下がっていて騙されたことに気づきます。息子がお父さんに助けてくれと相談に来たことから、ダンダリンと課長が調査に行きますが、実は直接の雇用契約ではなくて、個人事業主との請負契約という書類にサインをしていた事がわかり、引き下がります。

 しかしここからが、ダンダリンのダンダリンたるところ。契約が騙されて行われたことを見抜き、指揮命令系統は社長であること、契約にある時間に関係なく派遣の時と同じ働かされ方をしていることなどを逆手に取り、懲らしめるパターンでした。「労基は働く人を助けるところでしょ」の息子の言葉がイイね~!。

 この例は悪質な契約ですが、実は過去に似たようなことがあったことを思い出しました。

 消費税が導入された時です。運送会社で働いていた人たちが軒並み請負契約に切り替えられたんです。給料こそ減りませんでしたが、一人ひとり申告をしなければならなくなり、ガソリン代や高速料なども自分で支払わなければなりません。

 何故こんなことになったかというと、会社にとって消費税の申告をする際、給料は消費税がかからないため消費税の計算をする場合経費にならないからです。請負であれば外注費として経費にすることができるため税金が少なくて済むということになります。だからこの時期、社長が指揮命令権を持ちながら給料ではなく外注費にさせられた労働者が一気に増えました。

 結局会社の都合の良いようにさせられてきたという点では、ドラマの会社と共通しています。これで下請け単価を切り下げられたら踏んだりけったりです。ダンダリンのように働く形態が実質従業員であるなら、実態に即した対応が必要です。  労働者よ団結せよ!ですね。
by michiko_fujiwara | 2013-11-29 01:22 | ドラマあれこれ

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara