精神障害への医療費助成が急がれます。
議会が終わるのを待ってもらっての生活相談。障害を持つ子どもさんの医療費等の相談でした。
約20年前から統合失調症で治療を続けて来られたようです。最近では幻聴もあるようで「死ね!」という声が聞こえるとか。それを打ち消したかったのか貰っていた薬を全部飲んでしまい救急で運ばれ胃洗浄、現在も入院中だそうですが、ご家族の苦労も大変なものです。
年金だけでは生活が厳しいので、パートに出ておられ、今は退院できる状況にないため安心ですが、退院すれば子どもさんを一人おいて出かけることになります。地域全体での理解がなければ日常の生活を続けるのも困難です。
精神障害の場合は障害者医療の対象外で治療費もバカになりません。国保の一部負担金免除が受けられないか相談に行きましたが、頑張ってパートに出ているために生活保護基準をほんのわずか上回る収入が気になるところです。一方で母親が田舎で施設に入っておられるそうで、その費用を兄妹で分担するため仕送りをしており、それが滞り勝ちになることも心配されていました。
年老いた母親の世話と子どもさんの障害をかかえ疲れきっているのが実態です。精神障害の医療費助成や、施設整備求められるところです。
難病などを障害に加えるなど障害施策も一定見直しをされていますが、その対策がまだまだ不十分です。国は、国土強靭化などと言って不要不急の大型公共工事をやろうとしていますが、リニア新幹線に巨額な予算を使うのなら国民の生活をまず守る施策を先にして欲しいというのが正直なところです。
国民の命を守ることより優先するものはないはずです。