寒風吹きすさぶ中での結婚式
姉の長男の結婚式で昨日・今日と京都に行って来ました。
姉たちは東京ですが、新婦さんが京都の方なので、京都で挙式となったようです。昨夜は一足早く、東京、千葉、大阪、愛媛、長崎、果てはベルギーからと親戚が集まり、さながら同窓会のよう。
昨夜の暖かさから一変して今日は雪の舞うとても寒い日。 挙式は左京区にある吉田神社。京都大学のすぐそばです。式場は境内にあり(つまり外)今日の寒さには参りました。古式豊かで笙の生演奏で粛々と行われました。辛かったのはもうひとつ、親族控室が畳に座布団。親族紹介で両家が顔を合わすときにはさすがに足を投げ出せず、ひざを痛めて正座のできない私は無理をして座ったものの立ち上がるときも一苦労…。
さて、吉田神社は平安京の都の守護神として、859年に都の東北(表鬼門)に位置する吉田山に創建されたとのこと。厄除開運、方除、良縁と女性に特別の得を授ける神だそうですよ。神社に仕えた吉田家の一門の中には「徒然草」の吉田兼好もいるそうです。2月の節分祭は境内に多くの露店と厄除祈願を求める参拝者の人波で埋め尽されるとか。
もう少し奥まで登ると重要文化財の大元宮があったようですが、式終了後披露宴会場である東観荘へ移動したためあとで気付きました。せっかくでしたのに残念でした。
東観荘は八坂神社のそばにある160年もの歴史をもつ由緒ある京料理のお店。料理はとても美味しく満足。
花嫁の父はやっぱり泣きましたが、花婿の母(姉)はニコニコ。ベルギーから帰国した姪の夫は「美しく伝統ある式に参列出来てとても感激している」とフランス語で挨拶(もちろんフランス人です)。
姪はチョコレートをつくる会社に勤めており、3週間の休みを取って帰ってきたとのこと。日本では3週間も休むなど考えられませんが、ヨーロッパでは当たり前で、3週間休みたいといったら休暇を与えなければならないようになっていると言ってました。労働時間そのものも日本より短く家族で過ごす時間を大切にしています。
日本でも、正社員が当たり前で労働時間も賃金も人間らしく働ける環境づくりが必要ですね。