国保料は値上げ? それとも値下げ?

 2013年2月18日(月)その2

 国保運営審議会が開かれ傍聴してきました。委員13名中10名の出席。

 この時期は予算議会前ですから、新年度の保険料についての諮問が中心。平成25年度の医療保険料は昨年に続き値下となりそうです。平均年間2010円のマイナスですからほんのわずかですが…。その原因は、国保加入者の減少で支出の約7割を占める保険給付費が約1億200万円減少すること、前期高齢者(65歳以上75歳未満)交付金が増額するためとのこと。

 しかし、高齢化により後期高齢者支援金は平均年870円、介護納付金は平均2109円の増加となりますから、合計すると(40歳以上65歳未満の被保険者にとっては)969円の値上げとなります。

 平均保険料は北摂7市で比較すると、医療保険は4番目、後期高齢者支援金は3位、介護納付金4位となりますが、合計すると箕面に次ぐ2番目に高い保険料ということになりそうです。

 箕面は値上げ幅も一番高く合計平均保険料は146,511円、次いで池田・114,998円、茨木・114,984円、吹田・112,770円、高槻・105,381円、豊中・101,559円、一番低いのは摂津の101,390円。

 委員の質問意見はどうしても収納率に集中します。「支払い能力がある人にはしっかり義務を果たしてもらいたい」「収納率を上げるために債権回収センターを使っているということであったが昨年はどのような効果があったのか」「収納率は85.71%で北摂一低いがどんな努力をしてそれでも成果がなかったのか?」といった質問が出されました。

 それに対し、支払い能力があっても払わない人には差押までしていること、コールセンターに業務委託をして督促をしていること、平成25年度からコンビニ収納を実施したい、平成25年度から国保だけに特化したプロジェクトチームを作り現年分の収納率を高めたいといった気になる答弁がありました。

 「いつも問題になるのは保険料の回収率だが、85%という数字が多いのかどうかよくわからない。しかし社会保険の保険料が払えず国保に入る人もあるので、そんなものかと思っている」といった社会背景を考えた発言もありました。

 特定健診や特定保健指導、健診受診率向上に向けての質問には、現状約45%の受診率ですが保健指導を受ける人は少なくアンケート調査を実施し、受診しやすくなるよう考えたい。アンケートをふまえた実施計画をつくりたいとのことでした。

 これら諮問に対する答申を受けて、3月議会にかけられます。具体的には厚生常任委員会で審議されることになるでしょう。

 国保加入者の7~8割が所得200万円以下。一人当たり平均所得は655,827円と試算されていますから、114,998円の保険料は所得の17.5%を占めるという、とても重い負担であることに変わりありません。想像してみてください。月額にすると54,652円の所得の中から9,583円の保険料支払いとなることを(実際は9ヶ月で支払いますから1ヶ月の負担は12,775円)。これに家賃や光熱費を払うと食費は…?

 社会保険などどの保険制度よりも高い国保料です。収納率にこだわるあまり過度な取立てになっては問題です。
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by michiko_fujiwara | 2013-02-19 01:15 | 福祉・社会保障