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藤原みち子の活動日記

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介護保険は制度発足以来黒字が続いています

 2012年10月26日(金)

 昨日は風邪薬が切れたため頭痛に悩まされ1日何もできずでしたが、夜になってようやく新たな薬が効いてきました。医師の処方とはエライモンですね~。

 今日は総務委員会の決算審査があり、これでようやく平成23年度の決算審査は終わりました。12月最初の本会議であらためて討論が行われ最終的な決算認定の可否が決まります。

 さて、介護保険の決算は、2699万1155円の黒字。平成23年度は介護保険第4期事業の最終年度にあたります。監査報告では前年度の黒字より少ないため単年度は708万円の赤字だとしていますが、もともと第4期事業には介護保険準備基金から3億6千万円繰り入れる予定でした。しかし結果は1億3940万円しか繰り入れずにすんだわけですから予定通り繰り入れておれば逆に黒字であったと言えます。

 介護認定は豊能町と能勢町との合同で行われていますが、年間274回、5132件の審査を行ったとか。多いときは30件を約1時間で認定。1件2分程度で充分な審査が出来るのかと聞きますと、事前に資料を送り充分読み込んできて貰うため、大丈夫とのことでした。しかしこれでは意見交換はできませんね。事前段階でほぼ認定内容を定めているということでしょうか。

 3年間の認定結果を見ると要介護3と要介護4の割合が減少し続け、要介護5と要支援が増えています。よう介護5が増えるのは悪化する人が増えていること、要支援が増えるのは高齢化人口の増加だけではなく、要介護認定されていたような人たちが要支援に落とされているのではないかと質しましたが、認定に急激な変化はないとの答弁。苦情が頻発しているわけでもないとのことでした。

 しかし、苦情をいえる人は少なく、納得できなくても甘んじて受け入れる人が多いのが現実ですから、少ないからと言って満足しているとは限りません。介護認定を受けてもサービスを受けるには利用料がかかるため実際の利用が約半分にとどまっているのも事実です。保険料を払っても認定を受けなければ利用できない。サービスが必要でも利用料がかかるため受けられない、ここにこの制度の問題点があります。

 社会全体で介護をし、家族の負担を減らすと言って導入したはずですが、サービスを受けたくてもうけられない状況のもとで、介護殺人や心中なども社会問題となっており、国が責任を持って制度の充実を図るべきです。
by michiko_fujiwara | 2012-10-27 00:49 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


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