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藤原みち子の活動日記

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地元の賛否の動向を見て判断する…細河小中一貫校予算計上

 2012年6月27日(水) その2

 山元議員の一般質問で、市長から改めて、「細河小中一体化計画の予算は平成25年度予算に計上することを予定している」と予定ということを強調しての答弁がありました。

 「この6か月の期間に細河地域の賛成か反対かの動向を見て最終的判断(予算計上)は私(市長)がする」とのこと。

 山元議員の「反対が多ければ建設はしないということか」の問いに対して、市長は「地元に受け入れられない状況では強引に予算はつけられない」と答え、「その際、石橋小中一体化はどうするのか」の問いには「そうなれば石橋もずれ込む」と答弁。

 市の財政状況が厳しく、中長期的に学校再編整備計画を含めた見直しを行っているということでしたから、財政が厳しいときに地元の反対を押し切ってまで25億円をかけて統廃合する必要があるのか疑問に感じておられるのでしょう。

 少人数学級については、山元議員が大阪府や文科省の数字を挙げて効果のあることを紹介すると、「ええとこどりするな!」とか調査対象が少なすぎるかのような公明党や見張り番議員団のヤジが飛び交う中で、教育長は、「少人数学級の効果は充分に承知している」と述べました。
 ちなみに「1学級増やすのにどのくらいの費用が掛かるか」の問いには、「1学級で担任が一人増えると350万円の給与が必要」との答弁がありました。

 現在3年生まで35人数学級を実施していますから、350万円で4年生から中学3年まで6年分、11小学校全部としても2億3100万円。25億円の小中一貫校をつくることを考えればこの先10年近く全学年での35人学級が実現する計算になります。…それにしても350万円の年間給与は教員の給与としては決して高い給与とは言えません。

 また、小中一貫校の先進例として、市教委があげていた、東京の品川区や川崎市、京都市にも問題点が多く、建設を中止したり、生徒が普通の学校を選択するといった事例を挙げると、「品川区は学校選択制のため問題がある」との答弁がありました。しかし、学校選択制の中で一貫校ではなく普通の学校を選択するということ自体、一貫校に問題があることを如実に表しています。

 池田市が全部一貫校になってしまえば、逆に逃げ場がないということにもなります。よそで問題がある間はあわてて一貫校に走る必要はないと思いますが…。
by michiko_fujiwara | 2012-06-27 16:22 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


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