良かれと思った一言がプレッシャーに
㈱ライオンが「新社会人のプレッシャーに関する意識調査」(4月12日)を発表しています。
新社会人にとって何がプレッシャーで、どのように解消したかについて、社会人2年目の男女500名に調査を実施したそうです。
新入社員時代(入社1年未満)にプレッシャーを感じた上司からの言葉のトップは、「言っている意味わかる?(35.2%)」でした。2位「そんなこともわからないのか」、3位「期待しているよ」。
新入社員に早く仕事を覚えてもらおうと、気を配っているつもりが実は裏目に出てしまっているようです。
上司からのストレスやプレッシャーによる体調不良で、最も多かったものは「下痢・胃痛・腹痛(64.2%)」であり、体調不良を訴える人の3人に2人が感じている症状であるとの結果が出ています。次いで「頭痛」「肩こりなどの体のコリ」。
念押しや激励のつもりの一言が、今の若者には逆効果になることも…。
ちなみに、4位は「あれ、どうなってる?」、5位「おもしろい話して」・「何か話して」、6位には「もういいよ、他の人に頼むから」、7位「〇〇(同期の名前など)は優秀だぞ」、8位「〇〇!」(自分の名前)、9位「明日までにやっておいてくれ」。そして10位には「どうだ、軽く一杯?」がランクイン。
部下の愚痴を聞く気遣いを「おせっかい」と感じる新人もいる、ということでしょうか。若者を育てるには「ポジ出し」(前向きな面を評価する意味のようです)が必要かも…。
新入社員のプレッシャー解消法は、「仕事外の人とのコミュニケーション(33.8%)」、「仕事終わりに趣味を楽しむ(33.4%)」が上位を占めています。また、4人に1人が「トイレで1人の時間を作る(26.6%)」と回答しています。通勤経路や客先などで行きつけ(お気に入り)のトイレ「Myトイレ」(?)を決めている人が、3人に1人いるとのこと。
思い当たることがあったでしょうか。上司としては決して「どうだ、帰りに一杯」などと誘わないことですね。