5日は原発ゼロの日に
久しぶりにまとまった休日。新聞の山を片付け、冬物の衣類を今頃整理していますが、遅々として進みません。
いよいよ明日は泊まり原発が止まり、稼動する原発はゼロになる日。政府や電力会社は電力不足を理由に多い原発の再稼動を狙っています。
定期検査中の原発45基のうち26基が核燃料を装てん済みとのこと。現在、原子力安全委員会によるストレステストの一事評価確認が終了しているのは大飯3,4号機だけであるにもかかわらず、その他の原発でも再稼動できるよう準備を進めていることを示しています。
関西電力で言えば、美浜1、3号機、大飯1,3,4号機、高浜1号機がすでに装てん済みとのこと。福島原発事故から一体何を学んだというのでしょうか。
大阪維新の会の橋下大阪市長は、原発再稼動にクレームをつけるというパフォーマンスを行いましたが、再稼動そのものに反対を明言したわけではありません。実は、再稼動を進めるため経産相幹部と2月に秘密裏にあっていたことが報じられました。東京のホテル・オークラの和風割烹でエネルギー庁の次長と面談し、多い原発再稼動について意見交換したとのこと。
原発再稼動に積極的な民主党の政策担当幹部とも、しばしば隠密裏に会っている事実も確認されているとか。やましいことがないのであれば公式に会えばよいことで、密かに会う必要はありません。再稼動にクレームをつけたのは世論受けを狙ったとしか思えません。現に、クレームをつけた数日後には、再稼動か暑さを辛抱するかどちらかを選べと変化しています。どっちに転んでも府民・市民にしわよせを迫っています。
どうすれば電力不足を補えるのか、提案するつもりではないようです。政府は一昨年の電力量で試算をしていますが、震災後の節電傾向は考慮していません。専門家の判断では、他の発電装置や中部電力からまわしてもらう事もできるようです。安全が確認されないまま、脅しで再稼動を迫るやり方は政府と同じです。
太陽光発電装置で発電量と使用量が表示されますが、家庭で使用する電力量は1日平均17~20kW程度でした。大量に使うのはやはり事業用です。いっそ、フランスのように真夏はバカンスで工場を止めるぐらいのことをしてみてはどうでしょう。もちろん有休で…。