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藤原みち子の活動日記

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大学進学支援を受けたい…とメールあり

 2012年4月24日(火)

 4月はじめに、事務所にメールが届きました。

 後援会ニュースを読んでいただいている方から、「生活保護や児童扶養手当受給者世帯の高校3年生に進学支援をする予算が出ている」と紹介した記事を見ての問い合わせです。

 児童扶養手当の一部支給の方で高校3年生の子どもさんがおられ、高校受験のときも塾をギリギリまでガマンさせてしまったとのこと。「親の経済力が子どもの進学にも過大な影響を与えるんだなと、親として切なくもありました」と辛い思いを述べておられます。

 高校3年生に大学進学のための塾代を支援するというニュースに希望を持たれたんですね。役に立てれば嬉しいことです。せっかくの制度、ぜひ支援を受けて貰いたいです。

 その内容は、いま池田市のHPにも紹介されていますが、詳細は5月の広報誌に掲載される予定です。担当課で聞いたところ、概ね次のような手続きが必要です。

◆申請期間…5月1日~31日まで
◆申請先 … 生活福祉課(2階・生活保護の窓口)または子育て支援課(4階・児童扶養手当等の窓口)
◆提出資料…児童扶養手当の認定書、生活保護を受けていることの確認
         申請書
         学生証の写しまたは在学証明書
         高校2年生の時の成績通知表(写し)
         800字程度の小論文(生徒本人)

 対象人数は年間・5名ですのでそれ以上の申請があれば、提出された資料を参考に選考されるようです。

 雇用情勢が厳しい昨今、大学を出ていなければ安定した仕事に就きにくいため、進学支援をして自立して欲しいというのがこの制度の趣旨です。初めての取り組みですのでまずは5人で5年間実施してみたいとのことです。

 本来は、親の経済力で子どもの将来が左右されないように国が教育を受ける権利を保障すべきです。この間紹介してきたフランスでは、すべての子どもたちの教育費が無料です。勉強をしたい子どもは国が保障しているということです。またフランスではどんな職業も誇りを持って仕事をしているそうでしかも完全雇用(無期限・フルタイム)が基本。無職能労働者の保護のために全国一律最低賃金があり、社会保険加入は不可欠。

 90年代以降はパート雇用も急増したようですが、正規であってもパートであっても、同一労働・同一賃金、社会保険、有休、福利厚生等均等待遇です。また、派遣労働・「期限付き雇用」では賃金10%増しで決して安価な労働力ではないため、正規雇用が86%を占めているとか。「労働の権利」がしっかり根付いているんですね。

 フランスの労働は週35時間制、残業を含めて上限39時間、有給休暇は5週間、そのうち3週間は連続してとる義務があるそうです。育児休業は最大3年間など、男性も子育てをともにできることも、子育て支援策も子育てに費用がかからないということですから、ここでは親の経済状況も関係なく子育て出来ると言うことです。

 どこに重点を置いた政治が行われているか、日本との違いは一目瞭然です。

 
by michiko_fujiwara | 2012-04-25 01:07 | 生活相談

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara