藤原みち子の活動日記

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「障がい者基本条例の制定」について

 2012年3月20日(火)

 厚生委員会では「障がい者基本条例の制定」についての議案審議がありました。

 国でも障害者自立支援法に代わる新法でやっさもっさしていますが、障害者制度改革は障害者権利条約の批准をめざして、関連法の国内整備を2014年度までにおこなうことが閣議決定されています。そのトップバッターとして、昨年7月に障害者基本法の改正が成立しました。

 その基本法をもとに、市独自の「池田市障がい者基本条例」をつくるという提案です。昨年7月から市内の関係団体からの意見聴取も行いながら、5回ワーキングチームで議論をし案をつくったとのことでした。

 いま国でも障害者差別禁止法の検討が進められている段階で、新法もこれからという時になぜ急いで今条例をつくるのか、せっかくつくるんだったら、より良いものにするためにもっと時間をかけ、国の動向も見ながらつくったほうがよかったのではないかと質しましたが、「昨年の基本法改正には、障がい者の尊厳を重んじ、差別の防止、社会参加の促進をうたっており、市として必要性を判断した。時間をかければ良いものが出来るというものではない」との答弁。

 一番気になったのは、「責務」という章の中で「市の責務」、「障がい者の責務」、「地域住民の責務」、「事業者の責務」と障がい者自身に「責務」を課していることです。

 そこには「障がい者は、基本理念にのっとり、自立し、及び社会を構成する一員として積極的に社会参加をするよう努めるものとする」とあります。責務とは責任と義務ということですから、障害者自身に自立の努力をせよ、積極的に社会参加する義務があるといわれているようなものです。

 市が障がい者の権利を擁護し、差別や虐待などの不利益を受けないよう施策を進めることは当然のことですが、障がい者自身に責任と義務を押し付けるのは問題があるのではないかこの条文は外すべきだと質しましたが、「努力していただきたいという意味で、できない人にまで押しつけるものではない」と却下。

 その他、基本理念には「障がい者の権利擁護」をはっきりうたってはどうか、「定義」には「差別」や「自立」「虐待」などの定義をきちんと載せるべきではないか、「地域自立支援協議会」の役割についても質問をしましたが結局誰もがわかっている言葉だからそんなに細かく規定する必要はないとのことでした。

 親亡き後の子どもがどうなるか心配という保護者の声を受け、グループホームのようなものを検討中であるとか、雇用促進事業の予算化など障がい者施策を強化したいとの思いは伝わってきましたし、反対することはできない条例提案でしたが、上記の内容を含めた意見表明だけはさせてもらいました。

 他の委員はみんな、素晴らしい条例だともろ手を挙げて賛成という状況でしたので最終的には29日の本会議で原文通りで決まるでしょう。
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by michiko_fujiwara | 2012-03-20 23:30 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp


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