がれきの受け入れは非常に難しい
代表質問では、被災地のがれき処理について、「市民の健康・安全を考慮し、放射能に汚染されたがれきの受け入れはしない」よう市長の見解を求めました。
市長の答弁は、「復興支援としてのがれき処理の必要性は認識している。12月に大阪府が独自指針を策定した。国は8000ベクレルとしているが、府は2000ベクレルと決めたようだが、確認が出来ないこと、処分地の方針が未定であること、焼却炉の処理能力が判断できないことなど、受け入れは非常に難しい」とのことでした。ちなみに池田市の焼却炉の現状は、直径3㎝・30㎝以上の長さのものは入れられないそうです。
がれき処理は、専門家からも全国に運ぶべきでないとの声があがっています。莫大な運送費用をかけて、放射能を拡散させること、自治体の焼却炉の処理能力、埋立地の件など問題は多すぎる…と。放射能を外へ出さないよう現地で埋め立て、閉じ込め、擁壁を作って隔離するほうが良いといわれています。ガレキ運搬の際には、放射能を飛散させないため、汚染されていないがれきで汚染がれきを覆うようで、結局汚染されていないがれきまで汚染されてしまうなど、各地に運ぶことは危険の拡散となります。
これに関しては国や東電の責任で処理すべきです。復興支援は別の形ですれば良いのではないでしょうか。
脱原発について政府に求めるべきではとの問いには、国の問題ととらえており、地方自治体の長としてはコメントを避けるとのことでした。