藤原みち子の活動日記

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医療・介護・最後のセーフティネットまで削減

 2011年11月24日(木)晴れ

 政府の行政刷新会議の「政策仕分け」は、医療・介護の給付費抑制・削減について議論。最終日は生活保護費まで引き下げようとしています。

 医療では診療報酬の引き下げ、又は据置、一部の薬は保険をはずし全額患者負担にすることなどを検討しています。介護は、要支援1、2だけでなく要介護1,2の高齢者への支援の見直しをするとのこと。

 仕分けの評価者には、医療・会議関係者は1人も入っていないそうです。現場の声も当事者のことも全く無視。社会保障費を引き下げることが最大の目的で、福祉の充実などは考える気配もないようです。

 生活保護は最後のセーフティネット。決して健康で文化的な生活を保障するほど給付はありません。医療費が無料だからといって、そんなに病院に行きたがる人はいません。国保証とは違う医療券を窓口にもらいに行って病院に行くのですから、治療が必要でなければいきません。

 一部の悪質な不正受給を、すべての人がやっているかのように偏見を持ち、住む場所を制限しろとか医療機関を制限する、自己負担を増やすことなど、あらゆる医療費の抑制や、支給額の引き下げを提言しています。あきらかに差別であり、法の下の平等に反します。

 先日、東京で古いアパート火災が報じられていましたが、居住者の多くが生活保護を受けている方たちだったということでした。独身の場合42,000円、複数世帯で55,000円までと制限された家賃で家を探すとなれば、老朽化した住宅しか見つからず、生活保護者の入居を拒否する家主もいますから、いきおい同じような場所に集結せざるを得ないんです。今でさえ制限されているのに受給者は人並みの生活をするなと言わんばかりの人権無視の発言に怒りを覚えます。

 ある女性の方は、認知症の母親をかかえ、ダブルワークで生活を支えていました。しかし、電気代節約のあまり、熱中症で母親は死亡。無理がたたって自分も身体を壊し、入院を余儀なくされ職も失いました。やむなく生活保護の申請をしましたが、「政策仕分け」のニュースを見て、「医者には行くなといわれているようだ」と嘆いておられました。光熱費も基本料金並みで節約しておられます。申請できそうになってつぶやいた言葉が、「これで暖房を入れられる」でした。

 仕分け人の人たちはこんな実態を知っているのでしょうか。

 大企業には更なる減税、庶民には最後のセーフティネットまで削減。どこか間違っていませんか?

 規制緩和で派遣やアルバイトに置き換え、利益の調整弁のように簡単にクビを切る。働く場を奪って生活保護に追いやっておきながら、受給者が増加したからと削減する。生活保護より低い年金と比べて、年金を引き上げるのではなく、生保を削るというのは本末転倒です。雇用の確保、社会保障の充実で、憲法を守る対策こそ必要です。
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by michiko_fujiwara | 2011-11-25 01:34 | 福祉・社会保障

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp


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