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藤原みち子の活動日記

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子ども子育て新システムについての学習会…その①

 2011年8月28日(日)晴れ
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 池田市が、国の「子ども・子育て新システム」を先取りして実施するために、「池田市子ども条例」の「改正」を9月議会に出そうとしています。

 今日は、議員団主催で、国が進めようとしている「子ども・子育て新システム」についての学習会と保育所に預けている方たちの意見を聞く懇談会を開きました。

 講師の、仲井さやかさんは東日本大震災の教訓として3つ挙げられました。

 あの大震災で、保育所の子どもたちはみんな死ぬことなく逃げ切ったそうです。先生たちのとっさの判断で、子どもたちに揺れや津波が押し寄せる様を見せないようにしながら、保育所から避難所へさらに高台へと誘導し逃げ切りました。児童福祉法に基づく保育士の専門性が発揮されたこと、定期的に避難訓練を行っていたことが生かされとっさの判断ができたとのこと。

 もうひとつは、その日、定数いっぱいではなく40~50人の子どもが保育所に来ていたこと。いつもより3分の1程度の人数だったため、一人ひとりに目を配ることが出来たと報告があったそうです。

 保育士の人数は、4~5歳児で30人の子どもに対し1人、3歳児・20人に1人、0歳児は3人に1人…と最低基準が定められています。1人で30人の子どもを見るなど、とても子どもの命を守るものになっているとは言えません。児童福祉法には必要に応じ基準を高めるよう国の責任を定めていますが、その基準はいまだに改善されぬまま、国際的には最低の基準で恥ずかしい現状です。しかし不充分とはいえ、法のもとで今の制度があるからこそ子どもたちの命が守れたといわれています。

 3つ目の教訓として、児童福祉法24条の市町村の保育実施責任をあげられました。

 震災後、「早く保育所を再開して欲しい」「保育所が欲しい」との声が寄せられ、緊急対応として神社の境内などで青空保育が実施されているそうです。法24条は要望があれば保育を実施しなければならないことを規定しているからです。

 東日本大震災で、児童福祉法に基づく保育所が子どもたちの命を守ったことは間違いありません。
by michiko_fujiwara | 2011-08-29 00:40 | 議員活動

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


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