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藤原みち子の活動日記

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福島の子どもたち甲状腺被爆、その一方で北海道泊原発運転再開

 2011年8月19日(木)

 福島原発事故に関して、福島県の子ども約1150人を対象にした甲状腺の内部被爆検査で、45%の子どもたちが被爆していたそうです。検査は3月24~30日、いわき市と川俣町、飯館村の0~15歳の子どもたちを対象に実施していたそうですが、5ヶ月近くかかってこの17日にようやく説明会が開かれたそうです。

 原子力安全委員会が、精密検査が必要だとする基準を毎時0.20マイクロシーベルト以上の被ばく線量としていたため、3月の検査時には数値の通知はないまま「健康に影響はない」と保護者に伝えていたとの事。しかしこの基準は、被爆状況が想定と違っていたらしく、精密検査が必要だった子どもがいた可能性もあるといいます。 

 国際原子力機関は6月に、甲状腺を被爆から守るために安定要素剤を飲む基準値を半分にして厳しくしたそうですが、安全委員会がこの点の反映を検討していないことも問題です。急ぎ基準を見直す必要があります。保護者からは不安と怒りの声が相次いでいます。

 こうした問題が明らかになる中で、北海道の高橋知事が泊原発3号機の運転再開を認めたとの事。福島原発事故以来検査中の原発が運転再開するのは初めてです。

 まだ福島第1原発事故の全容も解明されていない中で、政府が簡単に「安全」のお墨付きを与えていいのでしょうか。

 知事は、「原子力安全・保安院が最終検査を行い、安全委員会が了承した検査結果は理解できる。国の手続きに異議はない」と述べたそうですが、3号機建設の際に「やらせ」を行っていたことが明らかとなっており、世論誘導が行われたことが発覚した今でも、信じようというのは、住民に背を向けることになりはしないか、近隣自治体の合意も道民の合意も得られていないのに…再開容認は疑問です。

 
by michiko_fujiwara | 2011-08-19 01:46 | 原発・平和問題

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara