白黒TV14インチ・12万9000円
山下清原画展を出ると1階には「湯布院昭和館」があります。
分校の教室には、木琴やオルガン、アコーディオン、大きなそろばん、地図、給食の食器があり、いや~懐かしいと手にとって見ましたが中々音が出にくい…そりゃー空気を入れていないですから仕方ありません。
通路には3輪自動車、ダイハツミゼット?と思いましたがダイハツマークはありませんでした。壁には昭和30年の物価表がありました。
当時の国家公務員の給与は高卒初任給で5,900円。白黒TV14インチで12万9000円…とても高いものでした。一部の家にしかTVはない時代です。電気屋さんに相撲を観にいったものです。電気冷蔵庫・74,000円、電気洗濯機30,000円、電気釜・9,000円、当時は1ヶ月の給料の何倍もの値段で
電化製品のある家は裕福な家だったといえます。 車は約100万円(クラウン・セドリック)です。
郵便料金・ハガキは5円、森永のキャラメル一箱20円、週刊誌30円、ガソリン1リットル45円、灯油18リットル360円。車もぜいたく品ですからガソリンの値段はそうだったのかという程度、灯油も使っていなかったのでふ~ンです。でもキャラメルはそのくらいの値段だったかも…。
当時の横丁を再現していましたが、タバコ屋さんには赤電話、切手も売っています。喫茶店には昔なつかしジュークボックスが、床屋、お医者さん、写真館、雑貨屋さん、家庭の居間や台所の再現もあり、ひと時昭和にタイムスリップしました。