医療情報キットが役立っている様です
かつて駅前で商売をされていた方に久しぶりに逢いました。随分前にご主人が亡くなられ廃業をされましたが、ご自身も心臓を患っておられ、数年前に手術をされたところです。その頃は話をするだけでも息苦しそうでしたが、昨日は随分顔色もよくお元気そうでホッとしました。
一人暮らしで定期的に診察の必要がある方ですからいつ倒れるかもしれない不安があり、緊急ペンダントは以前に紹介していました。既に貸与されていましたが、ふくまるクンのシールを貼った医療情報キットはもらっていないということで、今日高齢介護の窓口で預かってきました。
キットは、ペットボトルサイズの円筒形ボトルに、「緊急の連絡先・既往歴・血液型などを記入するシート」「保険証(写)」「診察券(写)」「薬事情報」などを入れて、冷蔵庫に保管してもらいます。冷蔵庫は耐火に優れており、ほとんどの家庭にあるからです。冷蔵庫の外側と部屋の入り口にふくまるクンのシールを張りキットがあることを表示しておくと、救急隊がキットを取り出し医療情報を確認出来るためより迅速な対応が出来ます。
65歳以上の独居高齢者・約5700人に配布する予定とのことでしたが、まだまだ配布が遅れている様です。申請主義が遅れの原因かもしれません。介護事業所や民生委員さん、生活保護のケースワーカーさんたちの協力を受けるのも方法ですね。
それでも、この間配布された方たちの中で、すでに8人の方がキットを活用して医療機関に救急搬送されたそうでキットがうまく機能している様です。多くの対象者に早く届けられるといいですネ。出来れば独居高齢者だけでなく高齢世帯にも活用されれば家族がパニック状態にになっても対応できると思うのですが…。