寒い夜に何なんですが…熱中症対策は災害対策

 2010年11月4日(木)晴れ

 朝夕寒いくらいになってきました。夏の暑さがウソのようです。

 大阪民医連が、熱中症の危険が高い高齢者の生活実態を把握するため、7月26日から8月8日に集中調査を行ったという報告書を見ました。

 調査件数は570件、調査期間の2週間は雨の1日を除いて最高気温32℃以上、最高室温はさらに高く34℃~38℃。65歳以上の独居、老夫婦が対象。

 80歳代が一番多く平均年齢は79.8歳、100歳代も3人おられます。男性207人、女性358人、独居世帯317人、老夫婦世帯116人、その他100人。

 クーラーのない方が85件(15%)、クーラーが有っても98件(20%)が2時間未満の使用との結果が出ています。室温は30℃以上が381件と68%にものぼり、多くの高齢者が高温環境で過ごしています。

 クーラーのない世帯のうち独居60世帯、老夫婦9世帯、納税状況は住民税非課税14世帯、生活保護44世帯と低所得者層が多く、クーラーが有っても故障中で修理代がない、扇風機も壊れたままの方もあり、我慢している方が少なくないと報告されています。

 認知症の方や介護度の高い方はクーラーが使えず、暑さを認識できない方もあるため、安否確認の仕組みや介護・福祉のネットワーク、避難所設置など行政の支援が求められています。

 経済面、健康状態、家族構成、住環境を含め、個人的には対策をとることができない方も多くあり、「自己責任」では済まされない問題が多いとも報告されています。

 全国的には5月31日から9月12日までの救急搬送は54,386人となり、初診時の死亡が170人。在宅で亡くなった方も合わせると500人を超えていると報道されましたが、入院後の死亡や死因不明を含めるとさらに多いと思われます。

 この問題を大きな災害と考えて対策を行うべき被害状況になっていることを認識すべきです。9月議会で熱中症対策を求めましたが、来年には何らかの対策が打たれることを期待したいものです。

 
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by michiko_fujiwara | 2010-11-05 00:43 | 福祉・社会保障