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藤原みち子の活動日記

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モラルハラスメントって厄介ですね

 2010年9月6日(月)晴れ

 セクハラ、パワハラという言葉は良く聞きますが、「モラルハラスメント」という言葉もあるのですね。

 家庭や職場など、どこにでも起こりうる「いやがらせ」です。家庭内ではDVにあたる場合もあります。DVは直接身体に対する暴力と精神的暴力がありますが、「モラルハラスメント」は後者に当たります。

 嫌味、皮肉、ほのめかし、相手を拒否するような口調や見下す態度などを繰り返すことにより、自尊心を傷つけ、自分のコントロール下におこうとする行為を指すようです。

 日弁連で両性の平等に関する委員会委員長を務める平山知子弁護士の扱ったケースによると、トイレやお風呂に入ったときに、わざと電気を消したり、殺人事件の報道を見て「お前が死ねばよかったのに」とか「お前はこれでも食べておけ」と魚の骨を投げつけるケース。「お前は家事をやるだけの人間だ」と侮蔑的言葉を投げつけるといったケースがあったそうです。

 夫のモラハラは妻にとどまらず、子どもに対して行われている例もあります。
 父子で入浴中に、これまで旅行した地名をテストし、正確にいえなければ子どもの顔を湯船につけたり、浴槽から出さないといったこともあったとのこと。「教育」という名による虐待です。

 子どもは父親に対して萎縮し、母親への暴力を見ていたこともありPTSDと診断されたそうです。

 身体的暴力とセットの場合は訴訟を起こしやすいそうですが、モラハラだけを扱うケースは少ないそうです。

 裁判官も男性ですから、仕事が出来、高学歴で、社会的地位も高く、他人には優しく社交的な夫が、「そんなことは言っていない」「被害妄想だ」などというと、モラハラはなかなか認定されにくいようです。

 しかし、メモや日記、保健センターなどでの相談記録、精神科に通っていれば医師の診断書などが証拠となるので、記録を残しておくことは大切です。

 自分がDVを受けているという自覚のない方も多いようです。また、経済的に自立していない人が多く、夫に逆らえばどんなことになるかと恐怖心をかかえて身動きの取れない方が多いようです。

 そういえば以前相談を受けた方は夫のDVに悩んでいながら家を出るように勧めても、追いかけてくるからと逃げ出せずDVを受け続けている人がいました。

 身近に気軽に相談できる女性相談センターなどが必要ですね。
by michiko_fujiwara | 2010-09-06 23:56

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara