節分…豆まき?寿司の丸かじり?
今日は節分。寿司屋さんでは巻き寿司が売られています。最近ではコンビニでもどこでも売っているという感じです。
議員控室で女性3人が今年の恵方と言われる西南西に向かって黙々と丸かじりしている姿を想像してみてください。一人ならいざ知らず、3人いるのに黙って1本食べるのは意外に大変ですよ。ついつい喋りたくなってきますがそこはぐっと我慢をして、食べ終わったら「ふ~!」でした。
節分の夜にその年の恵方に向かって一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじりするのが習わしとされていますが、私の子どもの頃は豆まきはあっても巻き寿司はありませんでした。大阪に来てからのように思います。
調べてみると、大正初期、2月はお寿司が売れないということを花柳界に参加した大阪の商人が話したら、そこにいる人たちからのアドバイスで、七福神にちなんでかんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、うなぎ、でんぶ等、7種類の具を入れることで福を食べるという縁起物として売ったらどうか?と言われて売り出したのがはじまりと言う説、江戸時代末期の船場で商売繁盛を願い、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べるという風習があったという説もあり、どれが正確かどうかは分かりません、。
ブームのきっかけは、大阪海苔問屋協同組合など関係業界の販売促進であると言われています。巻き寿司を切らないのは縁を切らないという意味があるとか。
1990年代以降スーパーでも売り出され、特に2003年~2004年には全国のスーパーで販売されることにより「恵方巻き」として節分に巻き寿司を食べる風習が広まったとされています。だから愛媛県の田舎では食べる風習がなかったんですね。
ちなみに発祥地である大阪ではあくまで「巻き寿司の丸かじり」で「恵方巻き」とは言わないそうですね。
最近では、寿司とは関係のないポッキーやロールケーキなどの販売促進も見られるようです。皆さんは何を食べられましたか?