反対討論の準備中です。
明日は12月議会・本会議です。冒頭に平成20年度決算の各委員長報告と討論が行われます。私は、国保会計と介護保険会計について反対討論を行う予定です。今日はぎりぎりまで討論の準備に追われました。
国保会計は、後期高齢者医療制度が導入されたために国の補助金も、市の一般会計からの繰入も大きく影響を受け、医療給付費が4億6千万円も増えておりながら、繰入金は逆に減っているという逆転現象がおきています。本来、医療費の半分は国が見るはずだったのに実際にはそうなっていないのが現実です。結局保険料の値上げにつながっています。
市民負担は増えますが、国保への繰入が減った分、市の一般会計は黒字が増えています(8年連続の黒字)。
介護保険会計は逆に制度が始まって以来ずーっと黒字が続いています。去年の今頃、20年度は2000~3000万円の黒字見込みだとの答弁がありましたが、終わってみれば9000万円を超える黒字。しかも黒字だからと、19年度までは一般会計で行っていた独居高齢者への給食宅配サービスを20年度から介護保険制度の事業として行いました。これがなければ、1億円を超える黒字が出ていたことになります。(これは意図益に黒字を少なく見せようとしている?…考えすぎ?)
一般会計での事業であれば住民税の範疇ですが、介護保険事業は保険料の算定に影響を与えます。介護保険料の黒字は保険料の軽減に使えますが、一般会計が黒字であっても、住民税は軽減されません。
結局、住民税の上に高い介護保険料を払うことになってしまいます。市民にばかりしわよせされているような気がします。
地方自治体の役割は住民の福祉や健康を守ること。今、来年度の予算編成中ですが、この原点に立ち返る必要があるのではないでしょうか。