藤原みち子の活動日記

michikof.exblog.jp

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp

「いのちの山河」 ぴあ満足度ランキング1位

 2009年11月22日(日)曇りのち雨
                                    c0133422_131938.jpg
 市民文化会館小ホールで「いのちの山河」大阪初の上映会を行いました。10時、13時、16時の3回上映。約500人の参加とのことでした。私は、10時の上映で観ましたが。ほぼ満席に近い状態でしたから前から2列目からみましたが前過ぎてちょっと首が疲れました。

 でも、映画の内容は感動ものです。「3回は泣きます」と言われていましたが、3回ではとどまりません。特に最後の村長の亡骸を村人が吹雪の中みんなで迎えるシーンは涙が止まりませんでした。

 “豪雪・多病・貧困”という3悪をかかえていた岩手県の山間にある小さな村・沢内村が舞台です。現在は合併で西和賀町。

 主人公の深澤 晟雄さんは、終戦直後、生まれ育った沢内村に帰り、村の青年団に新しい憲法を教え、夜間高校で英語を教える中で、教え子たちの多くの家庭で生後間もない赤ちゃんがコロコロと死んでいくという状況を目の当たりにします。村民が医者にかかるときは死亡診断書を書いてもらう時だけというひどい状態でした。

 その後教育長に懇願され、父親の「村を良くする医者になれ」という言葉を思い出し引き受けます。まず始めた事は、女性の声を聞くことが必要と婦人会を組織することでした。一軒一軒訪問しまさに対話と行脚です。
 それを聞いた農協職員が「ナメコ」の生産者を増やすよう住民に話して欲しいと相談に来ます。現金収入を増やすことになると聞き、また対話と行脚で住民を説得に廻るなど次々と住民を組織し信頼を得ていきます。

 「助役になって欲しい」と言われるのはその2年後です。2時間ちょっとの映画ですから、数分の間のとても早い出世です。ここで国保担当職員の悩みを聞き、何とか保健福祉を改善したいと思いますが助役では何も決められません。ついに村長選に立候補を決意します。深澤村長の誕生です。

 豪雪に閉じ込められる冬を何とかしたいと、ブルドーザーを購入し、除雪で峠を車で越えることが出来るようになり冬の仕事の範囲が広がることになりますが、ここでは予算のない中で、住民からも資金提供を募り自分たちの力で克服する喜びと自信を与えます。3悪の一つの解決です。ブルドーザーは除雪だけでなく夏の開墾にも使われ、米の生産を何倍にも引き上げました。

 次は乳児の死亡を減らすために、村に保健婦を雇い訪問指導が始まります。いい加減な医者しか寄こさない東北医大には日参し優秀な医者をと要請します。そして沢内村地域包括医療実施計画がつくられました。

 目標は、①すこやかに生まれる(健全な赤ちゃんを産み育てる) ②すこやかに育つ(心身ともに強靭で聡明な人づくり) ③すこやかに老いる(健康体老人づくり・不老長寿・生存権限界年齢・自然死への接近)とし、この目標を実現するためには、誰でも、いつでも、最新・最高の包括医療サービスと文化的な健康生活の保障を享受することが必要である、としています。

 しかし医師を確保しても、医療費が払えなくて、医者にかかることなく自ら命を立つ現状に、医療費無料化をめざします(当時国保は窓口5割負担)。国保法に違反すると県に反対されても、「憲法25条の生存権には違反しない。訴えるというなら最高裁まで闘います」といって全国初の老人医療費無料化を実施します。65歳以上から始まり、翌年には60歳に引き下げ、乳児の医療費も無料にしました。

 村議会では「そんなことをしたらみんな医者にかかって財政が破綻する」「ブルドーザーをもっと増やすほうが村のため」などの意見が出されますが、「誰もが老いていく、いのちに格差があってはならない」の訴えと住民の傍聴の中で、一人ひとり賛成に立ち結局議員全員が立ち上がり可決というシーンにも感動しました。

 生命尊重こそが政治の基本でなければならない。住民の生命を守るために私はいのちをかけよう。と言っていた村長はその言葉通り、志半ばに食道がんに侵され59歳の若さでなくなります。

 「あなたこそ本当の日本の首相だ」と感想文に書いておられた方がありましたが、本当に相ですね。

 憲法の精神が随所に見られる映画です。自然の美しさ、住民が力を合わせればどんな困難にも立ち向かえる、そんな勇気を与えてくれる映画でした。是非多くの方に観ていただきたいと思いました。
[PR]
by michiko_fujiwara | 2009-11-23 01:05 | 福祉・社会保障

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp


by michiko_fujiwara