池田市総合計画審議会 福祉・教育部会 傍聴記
第6期池田市総合計画策定に向け分野別に審議会が開かれていますが、「福祉・教育」部会を傍聴しました。今日はそのうちの教育分野でした。
審議委員は大阪大学大学院人間科学研究科准教授の斉藤弥生さん、社会福祉法人のぞみの下芝初美理事長、前市立学校園PTA協議会会長の杉山守さん、鉢塚・緑丘地区コミュニティ推進協議会の梶田良治会長、大阪青山大学健康科学部2回生の余頃貴史さん、村田陽教育長、今日は欠席でしたが、立命館大学大学院政策科学研究科博士前期課程1年の楢野彰久さん、川端勲副市長、小南修身副市長も加わったメンバーのようです。
支援スタッフとして、大阪市立大学大学院法学研究科准教授の砂原康介さん、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程2年の上野山裕士さんも意見を述べられました。
池田市教育委員会からの施策…めざすべき姿、現状と課題、施策の体系、市民等の市政への参画などが提案され、それぞれの委員が質問や意見を述べるというやり方でした。
今日は「学校教育の充実」と「学校・家庭・地域をつなぐ地域教育の振興」について提案されました。
中心の考え方は小中一貫システムで9年間のスパンでの教育を市全体で取り組みたいというものでした。
現在、伏尾台、細河、石橋、石橋南の小学校は生徒数が減少気味、秦野、池田は増加しておりこの現象はしばらく続きそうであること、1クラスの学年が出来ると子どもがかわいそうだといった話も出ましたが、それこそ少人数学校が実現できるという方向は選択肢にはない様で、小中一貫校ありきのように見えました。
小学生にとっては中学校区になれば通うことも大変です。規模を大きくすればそれだけ一人ひとりにゆきとどいた教育とは逆行するのではないでしょうか。先生方の負担もより大きくなるでしょう。もっと根本的議論が必要ではないのでしょうか。先日の国際議会でも40人学級は多すぎると提言があったばかりですが…。
審議委員会は意見を述べるだけに留まらず、現場の声、生徒の声、保護者の声を集約し、教育のあり方をもっと議論されるのかと思いましたが…。それでも幾らかの意見が出ていたのはどこで修正されるのかなと思いました(言いっ放し、聞きっぱなしに見えました)。わずか2時間の審議ですから充分に練り上げるということにはならないのでしょうか?今後さらなる審議があるのか、次回は社会教育の審議ということでしたが、どのようにまとめられるのか注目です。