大人は約束を守らなくていいのですか?
米軍の普天間飛行場県内移設に反対する沖縄県民大会は21000人の大集会となりました。
鳩山首相が7月の沖縄での演説やTVの党首討論で「基地の代替施設は最低でも県外」と言明し辺野古への新基地建設に反対を表明していたにもかかわらず、アメリカのゲーツ国防長官に恫喝されると急に態度が変わりました。「新しい道を模索するのはきわめて難しい」(北沢防衛相)、「県外は選択肢として考えられない」(岡田外相)と、嘉手納飛行場への統合案に言及し始めています。
地元の小学生は「大人は約束を守らなくていいのですか」と舞台で語りかけたそうです。首相はこの言葉をどう受け止めたでしょうか。また、「鳩山首相、沖縄のどこにも軍事基地はいりません。いま堂々と『米軍基地は国外へ』と宣言してください」との訴えが行われ、決議が採択されました。
集会には那覇市長や移設容認の名護市長を応援した市の幹部や市議らも参加したとか。
海兵隊は決して日本を守るために沖縄にいるのではありません。アメリカの戦争の最前線基地として、かつてはベトナムへ飛び立ち、最近でもイラク戦争に派遣されています。基地があるがために地元では多くの悲劇が生まれました。
「もう基地はいらない」これが沖縄県民の心です。首相はアメリカのためではなく、日本国民のために動くべきではないでしょうか。
民主党は沖縄の人々の期待を裏切り、後期高齢者医療制度先送りで高齢者の期待を裏切ろうというのでしょうか。この人たちの怒りの大きさが自公政治を終焉に追いやり民主党への期待となったのではなかったでしょうか。