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藤原みち子の活動日記

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厚生委員会の決算審査

 2009年10月26日(月)雨のち曇り

 今日は」厚生委員会で平成20年度の決算審査でした。国民健康保険事業特別会計、老人保健医療事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、そして一般会計の厚生委員会関連事業と5つの会計決算について、朝10時から夜の9時半位まで審議しました。

 国保会計は、6億1168万8417円の赤字となりました。
 これは、前年度の赤字分3億7685万9374円を繰り越しましたから、単年度は2億3482万9043円の赤字だったということです。

 後期高齢者医療制度が発足して、老人保険制度が無くなりましたから、75歳以上の高齢者は後期高齢者医療に行き、65歳~74歳の障がいを持つ方は後期高齢者医療と国保のどちらを選択しても良いということになりました。しかし後期高齢者医療制度は、高齢者人口が増えると保険料が上がる仕組みであり、何よりもかかりつけ医制度で診療する後期高齢者診療料は保健で受けられる医療は1ヶ月6000円までしかないという差別医療であることで、国保を選択する方が池田では6割を超えました。

 障がいを持つ方は、医療を受ける方が多く例えば人工透析のように常時治療を受けなければならない方など多く、国保の医療給付費が4億6375万円も増えてしまいました。

 ところが医療給付費の半分を持つはずの国庫補助金は1億円しか増えていないし、なんと市の一般会計にいたっては前年度よりも少なくなっています。これらがきちんと給付費に見合った補助金を投入していれば決して赤字にはなりません。

 このことを指摘すると、どうやら国、府、市の補助金は単純な2分の1や4分の1では無い様で、高齢者の医療軽減分が多く、後期高齢者が抜けているため国庫補助金や市の補助金も減っているのだというんです。

 何か詐欺にあったような気分です。補助金もなんだかんだと細分化されており、医療給付費の半分は国負担というのも事実は違っていました。額面どおりの補助をしてもらうよう要望していきたいとのことでしたが、結局赤字の穴埋めは市民の払う保険料にしわ寄せされることになります。
by michiko_fujiwara | 2009-10-27 01:42 | 議員活動

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara