国保料減免申請
民主商工会で国保減免申請がありました。
今日と明日の2日間ですが今日は20人強の方が参加されていました。後期高齢者医療は国保とは別なのか、どんな仕組みになっているのかとの質問も出されました。
長引く不況に加え、世界的経済悪化の影響は小さい業者ほど痛手が大きく大変な様子でした。仕事半減はザラで、下請け・孫請けほど簡単に仕事を減らされ、生活そのものが成り立ちません。保険料を払いたくても高すぎる、病院に行くのは出来るだけ辛抱しているといったようなj状況が数多くあります。
毎年2200億円もの社会保障費を削ってきたことが保険料に跳ね返り、高い保険料になってしまっています。
高い保険料を払って、しかも3割も窓口負担を払わなければならないなんて世界では異常な状況です。
OECD(経済協力開発機構)加盟30ヵ国で見ると、原則無料は12ヵ国(カナダ、チェコ、デンマーク、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ポーランド、スロバキア、スペイン、トルコ、イギリス)、一部高所得者は有料だけれど原則無料という国はオーストリア、メキシコ、アイルランドと、定額制の国を含めると8割の国がお金の心配なく医療が保証されています。
映画「シッコ」でも子どもが熱を出してカナダまで連れて走るシーンがありました。
ちなみに、定額制・償還などで実質低負担の国はオーストラリア、フィンランド、フランス、ドイツ、アイスランド、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スウェーデン。
ベルギーやスイスのように外来10%・入院は定額とか、ルクセンブルグの外来5%など定率負担であってもも日本のように30%負担というのは異常です。
日本もかつて健康保険本人は無料でした(1983年まで)。70歳以上の高齢者も81年まで無料でした。これが自民党政権による度重なる改悪で“世界の水準”から後退させてきたんです。
日本共産党は、医療はヨーロッパの多くの国のように国の責任で無料にすべきだと考えていますが、その第一歩として、75歳以上の高齢者と就学前の子どもの医療費を無料にしようと提案しています。1兆2000億円で実現します。
民主党は高速料を無料にするといっていますが、それには同じように1兆2000億円必要だといわれています。こんな時代に車よりも高齢者と子どもの医療費を無料にするほうが先ではないでしょうか。