環境問題特別委員会
昨日はインターネットの接続が悪くブログが開かなくてやむなくお休みしました。
今日は午前中「環境問題調査特別委員会」に出席。「いけだ・かんきょうレポート2008(案)」の説明を受け質疑応答。その後今年の研究調査課題について意見が出されお昼前に終了。午後はお葬式に参列。夕方は国保料について相談がありました。
池田市の環境基本計画は2002年3月に策定されています。2010年度までの重点的な取り組みとして、①まちの緑の面積率を30%にすること、②エネルギー使用量を10%削減すること、③ゴミ排出量を10%減らすことの3つをあげています。
①の「まちの緑の面積率」は基準年度1992年度には約28%でしたが2002年には21%に減少。宅地が増加し田、畑、山林、原野が減少している様です。対象となる緑は樹林、樹木、草地、芝生、農地、果樹園。2008年時点も21%とのことですが、五月山の墓地開発やマンション開発などが進んでいるのを見ると、こつこつと植樹や校庭の芝生化をしても来年までに30%の目標はなかなか厳しいのではないかと思えます。
小学校の芝生化は細河、緑丘、秦野、石橋南、伏尾台に続いて08年度は五月丘小が取り組んだそうです。
②の「エネルギー10%削減」は1999年度に比べ、07年度で9、4%の削減ですから目標達成できそうな水準です。しかしよく聞くと不景気で都市ガス使用量が大幅に減ったことが原因とのことで、もろ手を挙げて喜べない現実がありました。今後の重点にしている太陽光発電の普及は08年に21件で計255軒に設置されているとのこと。今年はすでに8件の申請があったようです。
関西電力からの社会貢献活動として秦野小学校に「緑のカーテン」としてゴーヤの苗が送られたそうですが、今年は五月小に送られるそうです。大阪府からも250株、各小学校には15株配られるとか。
2月に視察に行った、高知県の香南市では、琉球アサガオが使われていましたが、たしかに温度は下がるけれど暗いという声も聞かれていました。ゴーヤはどうなんでしょうね。西日の強い議員控室にも欲しいところです。最近TVでも紹介されていた「サンパチェンス」がかなり土の温度を下げ、CO2を吸収すると注目されており活用してみてはと提案しましたが、1年草より樹木のほうが循環するので効果が高いということでした。
③の「ゴミ減量化」については、2008年度で1999年比23%減で今後同程度に推移しそうとの報告。今年いよいよ事業系ゴミの削減に向けて計画書の提出を求めているところで、対象40事業所中17事業所がすでに提出しているそうです。
ゴミの減量で欠かせないのはゴミの約半分を占めるといわれる「その他プラスチック」の分別ですが、ストックヤードが確保できないため池田では実施できていません。ストックヤードの確保のための取り組みについて質問しましたが、クリーンセンターの敷地内は場所がなく、敷地外は火災などの対策など必要で今のところ探す予定は無いとのことでした。
環境問題は幅広く、特別委員会として今年何に重点を置くのかが課題です。