ミニ派遣村2日目、私は市政報告会
一晩中降り続いた雨はすっかり上がり、2日目の「いけだミニ派遣村」は相談日和になったようです。今日の相談はダイハツの期間社員を含めて15件18人だったそうですが、私は「藤原みち子市政報告会」のため、午後5時~7時が担当時間でした。
相談は、ほとんど昼間に集中したようで私が相談を受けることはありませんでしたが、やっぱり解雇相談が多かったようです。2日間で21件・29人の相談者となりました。マスコミは今日も数社来ていたようです。NHKのTVを見た、ラジオを聴いたという人がそれを聞いて相談に来られたとのこと。
マスコミの威力は大したものです。しかし、相談が終わって出て来たところをワッと取り囲まれると委縮する人もあったのではと心配しました。
今日は新日本婦人の会が豚汁をサービス。農民組合は餅つきで相談者を励ましました。お茶やカップめん、ドーナツなどの差し入れもありました。みんな何か手助けができることはないかかと集まり、その参加者は2日間で延べ91名となりました。殺伐とした時期に助け合いの心が嬉しいですね。
<藤原みち子市政報告会>
今回は1年を迎えた、橋下府政について、堀田府会議員から報告を受けました。
府庁のWTC移転問題について
1、WTCは本当に安上がりか⇒決して安上がりにはならないこと
2、WTCは府民に役立つか⇒3回も乗り換えなければならず時間もかかり、とても不便。
3、WTCは災害時に役立つか⇒津波の心配、地盤液状化の心配、事ある時職員が素早く駆け付けられないなど、今の所在地に比べ不安だらけ。
4、無駄な高速道路や鉄道の延伸工事
5、関西州の州都にというが、1000年の歴史を持つ京都や奈良がそれを認めるのかはなはだ疑問
などなど問題が多く、他党も職員も反対が多いことも頷けます。
さらに、テスト重視の教育問題、文化の切り捨て問題にも言及されました。
最後に、「世論」を最大限に利用したファッショ的府政運営の実態に触れられました。
「僕の感覚が民意」と言い切り、知事にたてつく幹部職員には報復を口にし、学力テスト公表や「進学指導特色校」に多くの校長が反対していますが、知事は「どう首を飛ばすか」と公言(教育委員会に介入できないはず)するなど、自分の気に入らない人たちを排除する民主主義のかけらもないやり方です。一つ一つの政策を十分に討議するのではなく自分の考えを押し付け、マスコミを使って一方的に都合のいい世論誘導をすることに長けています。1日も早く交代してもらいたいところです。
知事に近い人ほど批判が強く、マスコミでしか知らない遠い人ほど支持が高いといわれますが、私たちも知事がやろうとしている内容を正しく知る必要がありますね。