アメリカ 第44代大統領
今日のニュース番組はどれも「オバマ新大統領の就任演説」。アメリカ発の黒人大統領誕生です。「責任果たす新たな時代」と国民にもともに立ち向かうことを求めたとあります。
就任後速やかな実現への意欲を示したものとして、「アメリカ再建」にむけ雇用創出、エネルギー対策、学校教育システム改革を挙げています。
新しい厚生担当大臣はホームページで医療問題についてハウスミーティングを呼びかけているそうです。「医療格差をなくし質の高い医療を国民に」と国民一人ひとりに意見を求めその声を取り上げる方針だとか。
大統領選で13000人といわれるインターネットでつながった支援者がメールアドレスを登録しているそうですが、これを活用し、国民からの後押しを得る事など、政治のあり方が変わろうとしていると報道しています。
国民の声に耳をかたむけるという点では日本の政治家も学ぶ必要があります。
「イラクからの撤退を開始し、アフガンでの対テロの戦いに全力をあげる」とも言っていますが、アメリカは軍需産業で経済を支えている国、イラク戦争を推進した人たちが続々新政権入りしている中で「平和」が訪れるのかどうか、大いに疑問です。
イラクからの撤退は歓迎ですが、テロを理由にアフガンに戦いを挑むのでは、「世界の憲兵」たるアメリカの体質は変わらないのでは…と思ってしまいます。
ともあれ、ある程度の変化が期待され、日本への影響が楽しみでもあります。
しかし、麻生首相が、「アメリカがやろうとしていることは自分の考えと一致する」といったのには笑ってしまいました。…これでは日本は何にも変わらない…
総額約2兆円の定額給付金を、金融機関を通じて全国民に支給する際の振込手数料が、150億円以上となるそうです。3年後の消費税増税も条件付であってもやりたいと平然と言います。アメリカの変化にもついて行けないのでは…。
もう国民が審判を下すしかありませんね。